『STEREO 3』
山崎まさよし
Guitar:山崎まさよし(vo, g, p, b, d, perc, etc.)【ゲスト】石成真人(g)
『STEREO 2』以来、24年ぶりとなる、1人多重録音“STEREO”シリーズ
作曲からプロデュース、さらにはボーカル・ギターのみならず、ベースやドラム、キーボードなど、すべての楽器を自ら演奏するプライベート・アルバム“STEREO”シリーズの第3弾。
ドラムを叩くこともあってか、リズム・ワークが実にグルーヴィ。ギターのカッティングやストロークにも切れ味がある。1人多重録音とは思えない躍動感のある仕上がり。
『WINDORGAN』
Yogee New Waves
Guitar:角舘健悟(vo, g)、竹村郁哉(g)
心地良い多幸感をもたらす新世代シティ・ポップの最新型
新世代シティ・ポップ・シーンを代表する4人組バンドの4thフル。グルーヴィなダンス・チューンから、まったりとろけるようなスロー・ナンバーまで、聴き進めるほどに多幸感を与えてくれる作品だ。
「Night Sliders」に聴けるような、熱すぎずクールすぎない温度感が心地良い。こだわり抜かれた空間系エフェクトの塩梅もお見事!
『セカンド』
THE KEBABS
Guitar:佐々木亮介(vo、g)、新井弘毅(g)
ライブ・シーンの手練たちによる遊び心とロック・スピリットに満ちた痛快作
AFOCの佐々木亮介、元serial TV dramaの新井弘毅、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也、元ART-SCHOOLの鈴木浩之からなるTHE KEBABSの2ndフル。
荒々しくウネるロック・チューン「おねがいヘルプミー」や、イナたいファンク・ナンバー「ジャンケンはグー」など、突き抜けた遊び心と痛快なロック・スピリットに貫かれた作品だ。ギターも骨太で、ドライブ感抜群。
『君だけが憶えている映画』
筋肉少女帯
Guitar:本城聡章/橘高文彦(g)
混迷した日本の鬱屈したムードを吹き飛ばすパワフルでヘヴィなロック・サウンド
通算21作目となる2年ぶりのオリジナル・アルバム。パワフルなハードロック&ヘヴィメタル路線で、橘高文彦の美メロ&速弾きギターも健在。
歌詞には現在のコロナ禍への思いも散見され、「COVID-19」という直球の曲名も。
最初期の筋肉少女帯に在籍し、2019年に急逝したギタリスト、石塚“BERA”伯広作曲の「OUTSIDERS」が収められている。
『KNO WHERE』
OKAMOTO’S
Guitar:オカモトコウキ(g)
実力派ロック・バンドが生み出すライブ感溢れるグルーヴ・ミュージック
ロック・バンド・シーンの実力派、OKAMOTO’Sの最新作にして、9枚目のオリジナル・アルバム。
タイトなアンサンブルにラップが映える「Young Japanese」や、バンド全体でのユニゾンで強烈なビートを鳴らす「Blow Your Mind」など、ライブ感溢れるグルーヴが圧巻だ。メロディックに感動を誘う「Misty (2021 Version)」のギターもシブい。
『Side-Eye NYC(V1.IV)』
パット・メセニー
Guitar:パット・メセニー(g)
新進気鋭の若い才能を交代で迎え入れる“SIDE-EYEプロジェクト”の第一弾
普段から新進気鋭のプレイヤーたちを自宅に招いてジャム・セッションを楽しんでいるというパット・メセニー。本作はメセニーが高く評価するそんな若手ミュージシャンとともに、過去の自作曲を新解釈したり、新曲を書き下ろしたりする“SIDE-EYEプロジェクト”の第一弾。
全曲ライブ録音で、その大歓声からも白熱のステージの模様が伝わってくる。
『リベルテ』
ドゥービー・ブラザーズ
Guitar:トム・ジョンストン/パトリック・シモンズ/ジョン・マクフィー(g, etc.)
ロックの殿堂入りを果たしたドゥービー・ブラザーズの最新作
11年ぶり通算15作目となる最新作。
ボン・ジョヴィのプロデュースでも知られるジョン・シャンクスが共作&プロデュースで参加しているということもあって、そんな感じの楽曲も目立つが、分厚いコーラス・ワーク、エレキとアコースティックが見事に調和した音作りはドゥービーならでは。
往年のファンならオープニングのR&R曲で胸が熱くなるはず。
『サンキュー』
ダイアナ・ロス
Guitar:トロイ・ミラー/アンドレ・ピンクニー/アニー・クラーク/エヴァン・スミス/ジャック・アントノフ/マイキー・フリーダム・ハート/ティモシー・ブルーム(g, etc.)
祝! モータウン・デビュー60周年 22年ぶりとなる渾身のソウル/R&B作品
1961年にシュープリームスとしてデビューしたアメリカ音楽界を代表するディーバのひとり、ダイアナ・ロス。
本作は実に22年ぶりとなる新作で、かなりの制作ブランクがあるものの、持ち前のスウィート・ボイスは健在。
ギターの比重は少なめで、単音カッティングやアコギのアルペジオ程度だが、とにかく伝説そのものの歌声に圧倒される。