ギタリストが出くわしがちなシチュエーションを題材に、その解決方法を考えていく教則本『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』。第14弾は、敏腕ミュージシャンが集うライブハウス・セッション・デーでのお話。C7コード一発でアドリブを弾くことになったが、普段使わない♯11thを混ぜてソロを弾いてみたら……。
【シチュエーション14】
敏腕ミュージシャンが集うライブハウスでのセッション・デー。
セブンス・コード一発時に使えるリディアン7thスケールを学ぶ
現場の風景
- ライブハウスのセッションに参加。
- C7コード一発でアドリブを弾くことに。
- ♯11thを混ぜてソロを弾きまくってみた。
そこはなかなか腕の立つミュージシャンが集うライブハウス。
セッション・デーということで受付をすませ、しばらくすると出番がやってきた。C7コード一発でアドリブを弾くというシチュエーションだ(Ex-1)。ベーシストはチョッパーをバリバリ弾くファンキーマン。コテコテなブルース・サウンドとはちょっと毛色が違うようだ。
まず手始めに、Cマイナー・ペンタ、そしてたまにCメジャー・ペンタに切り替えながら弾いてみた。しばらくして、キーボーディストがいろんなテンション音を入れてあおってくるようになった。こちらも以前学んだミクソリディアンで応戦。ところがミクソリディアンの構成音である11thが伴奏とうまく合わない気がする。
どうやらキーボーディストは11thを使わない代わりに、♯11thをガンガン鳴らしているのだ。そんなのアリカヨ〜?と思いつつも、11thを半音上げて♯11thに変え、ギター・ソロを弾きまくってみた。
演奏後、キーボーディストが近づいてきてひと言。“僕のサウンドに反応してリディアン7th弾いたね。激クールだったヨ!”。な、なんなんだろ? リディアン7th って。
『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』
品種 | ムック |
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著者 | 宮脇 俊郎(著) |
仕様 | A4判 |
発売日 | 2020.08.24 |
ISBN | 9784845635283 |