2015年、イタリアのフィレンツェにてアンドレア・プラテシ、ステファノ・カルレシ、フェデリカ・タントゥッリの3人によって創業されたDOPHIX(ドフィックス)社。芸術の都フィレンツェにある会社ということもあり、各エフェクターのモデル名にはMichelangeloやLeonardoなど、偉大な芸術家の名前も使われている。
音質に関しては、精度の高い金属皮膜抵抗や厳選したカーボン抵抗などのパーツを使い70年代のウォームなサウンドを目指しているが、その設計は独自性を重んじ、歴代の銘器は参考にしていないという。昨今、質の高いエフェクターが数多く作られる群雄割拠の時代だが、すでにSummer NAMMでは、Michelangeloがベスト・ペダルを受賞するなど実力は折り紙付き。
今回はそんな大注目のペダル・ブランドDOPHIXを紹介しよう。創業者であるアンドレアのインタビューや代表4機種のレビューを掲載し、そしてほかのペダルも加えた全ラインナップを採り上げた。DOPHIXの底知れぬ魅力と、その世界観を体感してほしい!
撮影:菊池真平
*本記事はギター・マガジン2022年10月号の特集『DOPHIX〜妥協なきオリジナリティに圧倒される情熱のペダル』を再編集したものです。
Contents
DOPHIXサウンドの核心に迫る4機種をレビュー!
どれも高品位なDOPHIX製ペダルから厳選4機種を試奏&レビュー。セッティング例もぜひ参考にしてほしい。
DOPHIX
独創性に富んだ各種エフェクター・ペダル
DOPHIXが現在ラインナップする残りの5機種を紹介していこう。どれもモデル名どおりの独自性に富んだ高品質なペダルだ。
Interview:アンドレア・プラテシ
創業者に聞くDOPHIXのコンセプトとペダルにかける想い
DOPHIX創業者の1人、アンドレア・プラテシ(ANDREA PRATESI)に、ブランドの立ち上げから名前の由来、コンセプト、エフェクター作りに対する考えなどを聞いた。