フォーリミの重厚なギター・サウンドを支えるHIROKAZ&RYU-TAの使用アンプ! フォーリミの重厚なギター・サウンドを支えるHIROKAZ&RYU-TAの使用アンプ!

フォーリミの重厚なギター・サウンドを支える
HIROKAZ&RYU-TAの使用アンプ!

HIROKAZ&RYU-TAのライブ用メイン・アンプをご紹介。ソルダーノ、ボグナー、メサ・ブギーと、両者ともにハイ・ゲインなラインナップだが、それぞれの音の特性やツマミ位置などから、ツイン・ギターの巧みな棲み分け術が見て取れた。ぜひ彼らのセッティングを参考にしてみてほしい。

取材/文=伊藤雅景 機材写真=小原啓樹 

HIROKAZ’s Amplifier

Soldano Super Lead Overdrive SLO-30/Bogner Ecstasy 3534

HIROKAZのアンプ・セット

低出力ながらマッチョなサウンドを生む2台

HIROKAZは写真左のソルダーノをバッキング用、右のボグナーをギター・ソロ用として使い分けている。彼のラウドなギター・サウンドとは裏腹に、どちらも30W(ソルダーノ)と45W(ボグナー)と、低出力なヘッド・アンプをチョイスしているところは注目ポイントだ。

キャビネットはボグナー製212Cとマーシャルの75年製Model 2045が採用されているが、ソルダーノとボグナー・キャビ、ボグナーとマーシャル・キャビで組み合わせており、上下のブランドをあえて合わせていないのも面白い。

ソルダーノは『Harvest』のレコーディング時はまだ入手していなかったが、デモを録る際のお気に入りのプラグインがソルダーノのモデリングだったことがきっかけで購入に踏み切ったそう。中域が抜群に抜ける特性のアンプであるため、TREBLEやBASSに比べてMIDDLEを下げめに設定しているのがポイントだ。

また、ギター・ソロ時に使用するボグナーはどのチャンネルもBASSツマミを控えめに設定。BASSを上げているRYU-TAのバッキングのうえで、ほどよく抜けるサウンドを実現している。

Setting

Soldano Super Lead Overdrive SLO-30のセッティング
Soldano Super Lead Overdrive SLO-30のセッティング
Bogner Ecstasy 3534のセッティング
Bogner Ecstasy 3534のセッティング

RYU-TA’s Amplifier

Mesa/Boogie Mark V Medium

Mesa/Boogie Mark V Medium

バッキング・ギターの全音色を司るメサ・ブギー

クリーン・サウンドからギター・ソロまで多彩な音色を作り出すRYU-TAのメイン・アンプ。チャンネル1をクリーン、2をクランチ、3をリードとして使用している。各チャンネルのEQはBASSが共通でPRESENCEやMIDDLEで微調整。また、ゲイン量が上がるにつれてボリュームが下がっていくセッティングは興味深い。なお、全チャンネルの音色をコントロールするグラフィックEQは、中域を抑えたドンシャリ寄りの設定にしている。

OrangeのPPC-412キャビネット

そしてキャビネットにはオレンジのPPC-412をチョイス。メサ・ブギー製のキャビネットも検討したそうだが、“音と見た目が濃ゆくなりすぎる”との理由で、現在の組み合わせにたどり着いた。

Setting

Mesa/Boogie Mark V Mediumのセッティング
Mesa/Boogie Mark V Mediumのセッティング

LIVE INFORMATION

Harvest tour 2022

【スケジュール】
2022年10月18日/千葉LOOK
2022年10月20日/水戸LIGHT HOUSE
2022年10月23日/HEAVEN’S ROCK宇都宮 VJ-2
2022年10月27日/松山WstudioRED
2022年10月28日/高知キャラバンサライ
2022年11月03日/小樽GOLD STONE
2022年11月05日/帯広MEGA STONE
2022年11月06日/旭川CASINO DRIVE
2022年11月10日/郡山Hip Shot Japan
2022年11月12日/盛岡club change WAVE
2022年11月13日/秋田club SWINDLE
2022年11月16日/浜松窓枠
2022年11月17日/神戸太陽と虎
2022年11月19日/周南RISING HALL
2022年11月23日/金沢EIGHT HALL
2022年11月24日/長野CLUB JUNK BOX
2022年11月26日/甲府KAZOO HALL
2022年12月01日/鹿児島CAPARVO HALL
2022年12月02日/熊本B9 V1
2022年12月04日/長崎DRUM Be-7
2022年12月08日/京都MUSE
2022年12月10日/岐阜club-G
2022年12月11日/豊橋club KNOT
※すべて対バン公演となります。

Harvest tour 2023 〜one man series〜

【スケジュール】
2023年01月16日/Zepp Haneda
2023年01月17日/Zepp Haneda
2023年01月20日/Zepp Sapporo
2023年01月22日/仙台GIGS
2023年01月26日/Zepp Osaka Bayside
2023年01月27日/Zepp Osaka Bayside
2023年02月01日/KT Zepp Yokohama
2023年02月03日/新潟LOTS
2023年02月05日/高松festhalle
2023年02月06日/BLUE LIVE HIROSHIMA
2023年02月08日/Zepp Fukuoka
2023年02月15日/Zepp Nagoya
2023年02月16日/Zepp Nagoya

【チケット】
詳細はツアー特設ページをご覧下さい。
https://www.04limitedsazabys.com/feature/harvest

作品データ

『Harvest』
04 Limited Sazabys

日本コロムビア/COCP-41837/2022年10月12日リリース

―Track List―

01.Every
02.Keep going
03.Glowing
04.fade
05.Finder
06.Predator
07.Jumper
08.Honey
09.Cycle
10.hug
11.Galapagos II
12.kiki
13.Harvest
14.Just
15.F.A.L(Bonus track)※CDのみ収録

―Guitarists―

HIROKAZ、RYU-TA