ビンテージのサウンド、コンパクトなサイズ、レトロなルックスを兼ね備えたTone Kingのギター・アンプ ビンテージのサウンド、コンパクトなサイズ、レトロなルックスを兼ね備えたTone Kingのギター・アンプ

ビンテージのサウンド、コンパクトなサイズ、レトロなルックスを兼ね備えたTone Kingのギター・アンプ

 1993年にアメリカで創設されたブティック・ギター・アンプ・ブランドのTone King(トーン・キング)より、新製品”Gremlin”(グレムリン)が登場した。

 Gremlinは、アメリカン・ビンテージ・アンプの伝統的なトーンと迫力あるサウンドを持ちつつ、家庭でも扱いやすい小型のサイズとシンプルな操作性を実現したオール・チューブのコンボ・アンプだ。

Tone King/Gremlin(クリーム)
Gremlin クリーム
Tone King/Gremlin(ブラウン/ベージュ)
Gremlin ブラウン/ベージュ

 本機では、コンパクト・アンプにありがちな耳障りなサウンドは減らし、アメリカン・ビンテージ・アンプの持ち味でもあるルーズで粗さのあるサウンドを残すことに成功。同時に、大型アンプのような強力な低音域と突き抜ける高音域を持たせることにも成功している。

 トップ・パネルのコントロールはボリュームとトーンのみだが、異なるトーンとゲイン・レベルを持つ“RHYTHM”と“LEAD”の入力端子が装備されている。この2つの入力端子を両方使い、ギターからの信号の出力先を市販のA/Bボックスなどで振り分けることにより、2つのチャンネルを切り替えるような使用方法も可能だ。

Tone King/Gremlinのコントロール部
トップ・パネル

 真空管はプリ・アンプに12AX7を2本、パワー・アンプにはKT66を1本を搭載。

 ポート・キャビネット構造と、特別に設計された12インチのセレッション・スピーカーにより、見た目のコンパクトさに反した豊かな音量が得られることも本機の特徴の1つ。

Tone King/Gremlinの背面
背面

 さらに5W(RMS)でも音量が大き過ぎる場合に備え、本機に合わせて最適化したIronman IIアッテネーターがリア・パネルに装備されている。これにより6段階の音量調整が可能になり、音質を変えないまま音量を-36dBまで下げることができる。

Tone King/Gremlinのバック・パネル
リア・パネル。右の白いノブがアッテネーター。

 そしてアンプ全体のルックスは、ごらんのとおりの高級感のあるレトロ。外装は傷が付きにくい丈夫なビニール・レザーを採用。カラーはクリームとブラウン/ベージュの2種類が用意されている。

Tone King
Gremlin

【スペック】
出力(RMS):5W@8Ω
出力(Peak):9.2W@8Ω
プリ真空管:12AX7 × 2
ワー真空管:KT66 × 1
コントロール:Power Switch,Volume Control, Tone Control,Attenuation Control
対応電源:100VAC, 50/60Hz
搭載スピーカー:セレッション製カスタム・デザイン870 (12インチ/セラミック・マグネット・スピーカー/70W/8Ω)
出力端子:Ext. Speaker (8Ω), Line Out
外形寸法(突起物含む):H460 × W482 × D270mm
重量:約14.0kg

【価格】
オープンプライス

【問い合わせ】
神田商会 https://www.kandashokai.co.jp