ビブラートが上手くかけられない | ギター知恵袋:120 ビブラートが上手くかけられない | ギター知恵袋:120

ビブラートが上手くかけられない | ギター知恵袋:120

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
手を上下に揺らしても左右に揺らしても、ビブラートが上手くかからないのですが?

A:

まず、ビブラートは小さなチョーキングの繰り返しだと考えてください。次に、上下に手を揺らすと考えず「上げて戻す」と考えましょう。

ネックの上に出している親指を軸として、ネックをより握り込むようにすれば、弦を押さえている指が自然に上がります。力を緩めれば元の位置に戻ります。

その感覚をマスターしたら、4〜3弦であれば「上下(1弦側or6弦側)のどちら向きでもチョーキングが可能」なので、チョーキングまでは行かない少しの揺らし具合による上下の動きのビブラートもやってみましょう。

左右に指を揺らしてビブラートをかけたい場合は、指だけを揺らすというよりも、その弦を押さえている指とネックの上に置いてある親指はあまり動かないよう固定気味にして、それ以外の肘から腕全体を左右に振る感じです。二の腕も揺れている感じになると思います。

ビブラートは譜面では波線で表現される
ビブラートは譜面では波線で表現される。この波線から「小さなチョーキングの繰り返し」というイメージも湧きやすいかも。なお、波線に”Vib”という文字が付いていることもある。(編集部)

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki