カナダのハイエンド・ペダル・ブランドのEmpress Effectsより、ヘヴィなディストーションと洗練されたノイズゲートを特徴とするハイゲイン・ディストーション・ペダル“Heavy Menace”が登場した。
このHeavy Menaceは、同ブランドの先行機種であるHeavyを、よりフレキシブルに進化させたモデルだ。
*Heavyは今後も併売される。
本機には3モードのゲイン・レンジとEmpress Effectsならではの高品位な3バンドEQが搭載されており、軽快なクランチ・サンドから大迫力のヘヴィ・グラインド・サウンドまで、幅広いサウンドメイクに対応する。
Weightパラメーターでは、低域の迫力を感覚的に制御することができ、Menace(脅威)の名に恥じないヘヴィなサウンドを生み出すことができる。
演奏に完全に追従するアダプティブ・ノイズゲートは、無段階のスレッショルド・コントロールが可能。さらに外部の信号でゲートをトリガーするGate Key Inputも装備されている。
おもな特徴と各コントロールの役割は次のとおり。
Heavy Menaceのおもな特徴
- 多用途で使える3つのモード – Lite(ish), Heavy, and Heavier
- フットスイッチでON/OFF可能なノイズゲート
- Gate key input(1/8″ TS or TRS)を搭載
- MIDの周波数を無段階で変更可能な3バンドEQ
- 低域のレスポンスを形作るWeightコントロール
- ディストーションとゲートを独立してON/OFF可能
- トゥルー・バイパスとバッファード・バイパスを切り替え可能
- 9-12V DC, 250mA(センターマイナス)
Heavy Menaceの各コントロールの役割
- gain:Channelスイッチとともに歪みの量を調整する。
- weight:ローエンドのキャラクターを変化させる。時計回りでより分厚いサウンドになり、反時計回りでブリッジ・ミュートに最適なよりタイトなサウンドになる。
- output:ペダル全体の音量を調整する。
- low, mid, high:+/-15dBの範囲でそれぞれの帯域をブースト/カットする。
- gate thresh:ノイズゲートのスレッショルド・レベルを調節する。
- mid freq:mid EQの中心となる周波数を設定する。200Hz-2.5kHzの範囲で設定可能。
- channel:ゲイン幅とボイシングを変更する。Lite(ish)→heavy→heavierの順でゲインが上がり、ハイエンドが強調されていく。
- gate:ゲートのON/OFFを切り替える。
- bypass:ディストーションのON/OFFを切り替える。
サウンドは次の3本の動画で確認しよう。
Empress Effects
Heavy Menace
【スペック】
入力インピーダンス:1MΩ
出力インピーダンス:100Ω
周波数レスポンス(-3dB):22Hz – 25kHz
THD:< 0.05% ノイズ: > 107dB
ヘッドルーム:30dB @-10dBu reference
電源:9VDC(センターマイナス) , 2.1mm
消費電流:300mA
サイズ (突起物含む):約63mm(H) × 127mm(D) × 63mm(W)
重量:約450g
【希望小売価格】
36,960円(税込)
【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/