ティム・アームストロング(ランシド)のシグネチャー・アコースティック・ギターの最新モデルがフェンダーより登場した。国内での販売は2023年9月7日(木)より開始される。
今回のモデルの名前は“Tim Armstrong Hellcat Checkerboard”で、その名のとおりボディ・トップがチェッカーボード柄になっているのが特徴だ。
この柄について、ティム・アームストロングは次のようにコメントしている。
このモデルの柄は、70年代後半から80年代前半にかけての2トーンムーブメントの黒と白のチェック柄のアートワークからインスピレーションを得たんだ。伝統的なスカとパンクロックのエネルギーを融合したあの音楽が大好きで、僕が幼い頃からそれらのバンドやサウンドのすべてにインスピレーションを受けてきたのさ。
──ティム・アームストロング
本モデルのその他の特徴は次のとおり。
- 深く耽美なサウンドを奏でるソリッド・スプルース・トップ
- スムーズな演奏性を実現するサテン仕上げのメイプル・ネック
- “C”ネック・シェイプ
- ティムのシンボルであるHellcatとDouble Skullsの指板インレイ
- Fishman CD-1プリアンプ&内蔵電子チューナー
- クローム・ハードウェア
なお、フェンダーがTim Armstrong Hellcatを初めて発売したのは2015年で、その後もアニバーサリー、12弦、左利き用など複数のモデルがリリースされてきた。
いずれのモデルも、ティムが10代の頃に手にし、その後も作曲の際のインスピレーションの元となってきたフェンダーのコンサート・スタイルのアコースティック・ギターを元にしたものだ。
この間に培われたフェンダーとの関係について、ティムは次のように語っている。
僕が10代の頃に手にし、何年にわたって沢山の曲を書いてきたフェンダーギターを元に、これだけの情熱を注ぎHellcatの製作に取り組んでくれるフェンダーには驚かされるよ。 フェンダーについて好きなことのひとつは、彼らが僕の友人のような存在になったことだね。会社全体が僕と同じようにギターを弾き、ギターを愛している。フェンダーは世界で最高のギター会社だと感じているし、これらのプロジェクトを通して一緒に仕事できることは、僕にとってとても充実した経験になっているよ。
──ティム・アームストロング
本モデルの市場想定売価は66,000円(税込)。国内の楽器店の店頭に並ぶのは前述のとおり9月7日(木)以降となる。また目立つ柄なので、遠くから見てもすぐにそれとわかるはずだ。
Fender
Tim Armstrong Hellcat, Checkerboard
【スペック】
Body Shape: Concert
Body Top: Solid Spruce
Back and Sides: Laminated Mahogany, Laminated Mahogany
Body Finish: Satin
Bracing: Scalloped X
Rosette: 70s F Style
Neck: Maple, “C” Shape
Neck Finish: Satin Urethane
Fingerboard: Walnut, 11.81” (300 mm)
Frets: 19, Vintage-Style
Position Inlays: Hellcat and Double Skulls
Nut (Material/Width): Graph Tech® NuBone™, 1.69” (43 mm)
Truss Rod: Dual-Action
Tuning Machines: Vintage-Style with Aged White Plastic Buttons
Scale Length: 25.3” (643 mm)
Bridge: Walnut
Pickguard: 1-Ply Black
Special Electronics: Fishman® CD-1 Preamp
Controls: Volume, Bass, Treble, Integrated Electronic Tuner with On/Off Switch, Low Battery Indicator Light
Hardware Finish: Chrome
Strings: Fender® Dura-Tone® 880L Coated 80/20 (.012-.052 Gauges), PN 0730880303
【市場想定売価】
66,000円(税込)
【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 http://fender.co.jp