『The Lucky One』
コリー・ウォン
世界最高峰のリズム・ギタリストによる、これ以上なく贅沢な現代AORの大作
コリー・ウォンによる約1年ぶりのスタジオ盤。前作は自身のバンド“コリー&ザ・ウォンノーツ”を中心にした作品だったが、今回は多くの音楽仲間を招いたソロ作となった。
タイトなグルーヴはもちろん健在でありつつ、過去作よりもポップでリラックスした雰囲気で、現代AORの大作という印象。アレン・ストーンやマーク・ロバージ(O.A.R.)のバックでコリーがギターを弾いているというだけでもゾクゾクさせられる。
カッティングはそれぞれの曲に最適なサウンド&グルーヴが選択されており、コリーが愛し続けるリズム・ギターの美学が最高の形で表現されていると言えるだろう。
作曲もすべて自分で行ない、ソングライターとしても絶好調。
ヴルフペックやフィアレス・フライヤーズのファンには、ルイス・コールをゲストに招いた④がオススメ。①②⑨に参加した恩師マイケル・ブランド(プリンス・バンドのドラマー)のグルーヴにも圧倒される。
(Dr.ファンクシッテルー)
【参加クレジット】
コリー・ウォン(g, b, vo, k, perc)、アリエル・ポーゼン(g, vo)、アレン・ストーン/マーク・ロバージ(vo)、ヨハンネス・トナ(b)、マイケル・ブランド/ルイス・コール(d)、ピーター・ジャンジック(perc)、ケヴィン・ギャストングウェイ(k)、他
【曲目】
①Look At Me(feat. Allen Stone)
②Hiding On The Moon(feat. O.A.R.)
③Call Me Wild(feat. dodie)
④The Grid Generation(feat. Louis Cole)
⑤Separado
⑥Acceptance
⑦Ready(feat. Ben Rector)
⑧Ain’t Life Strange(feat. Ariel Posen)
⑨Flamingo(feat. Brasstracks)
⑩Anonymous
⑪Brooklyn Bop
⑫Ace(feat. Big Gigantic)