Vemuram(ベムラム)より、マイケル・ランドウのシグネチャー・ディストーション・ペダル“Butter Machine”(バター・マシーン)が登場した。国内での販売は2023年10月1日(日)より開始される。
Butter Machineは、マイケル・ランドウが考える理想のディストーション・ペダルを制作すべく開発がスタートしたもので、過去2年以上にわたって数多くのプロトタイプが作られたという。
ランドウが自身のライブやセッションの現場、数多くのレコーディング・スタジオ、ロサンゼルスの自宅スタジオでも幾度となくテストを繰り返し、そのフィードバックにより新たなアイディアの実装や様々な改良と調整が行なわれた。
その結果、オーバードライブからディストーションまでの広い守備範囲を持ち、利用するシーンを限定しない非常にユーザブルな歪みペダルが完成した。
サウンドにダイナミクスが付けやすく、ギター側のピッキングのニュアンスでサウンドをコントロールできることも本機の特徴だ。
本機についてのランドウ自身のコメントは次のとおり。
とても長い間、私はメインのディストーション・ペダルとしてSD9を使用してきたが、このペダルには”少し”の良い部分と悪い部分が混在していてそれに常に悩まされてきた。例えば、ペダルのツマミの設定をシビアに行わないとコンプレッションが強すぎたり、トレブリーな鋭いサウンドになってしまう点などだ。そこで数年前にDaiya(トライサウンド代表者)に、SD9の音質的に良い部分を参考にして、過度なコンプレッションを無くし、鋭い高音域(ハイエンド)の部分を取り除いたディストーション・ペダルをデザイン出来ないか相談した。
スタート当初はSD9のサウンドの良い部分を参考にすることで始まったが、開発の中で試行錯誤を繰り返し、結果この新しいVemuramディストーション・ペダルは様々な改良とアイデアが実装されたものになった。
ゲイン、ボリューム、トーンの3つのノブの他に2つのトリム・ポットを上部に搭載しており、このトリム・ポットにより他のディストーション・ペダルではあまり見られない特異的な方法でトーンを微調整出来る。
最終バージョンのVemuramディストーション・ペダルは、私にとって完璧とも言えるほどオープンでナチュラルな「Feeling」(フィーリング)のオーバードライブサウンドを持っている。ゲインとサステインはもちろん十分あるし、ギターのボリュームを絞ってもクリアでパンチー(押し出しの強いサウンド)が得られる。また音楽的な要素も保ちながら十分なオーバードライブサウンド(歪み具合)を簡単に調整することもできる。
僕らはこのペダルを「Butter Machine」と名付けた。その理由はこのペダルを弾けば分かると思う。
とても満足できるサウンド体験をあなたに!
──マイケル・ランドウ
なお、このコメントにある“2つのトリム・ポット”は、筐体の側面の上部にある“LOW-MID”と “SPARKLE”のことを指している。
また、ロサンゼルスのミュージシャン達は、ギターの心地よい歪みサウンドのことをスラング的に“バター・サウンド”と呼んでいるそうで、それが本機のモデル名である“Butter Machine”の由来になったそうだ。
なお発売日は10月1日(日)だが、一部の楽器店ではすでに予約受付が開始されている。購入を検討している人はまずデジマートをチェックしてみよう。
Vemuram
Butter Machine
【スペック】
●Controls : VOLUME, GAIN, TONE, LOW-MID (Trimmer), SPARKLE (Trimmer)
●Switch : ON / OFF
●Terminal : Input / Output
●Power : 006P(9V Battery) or 9V regulated AC/DC adapter (Center Negative Tip)
●Size : 70mm(W)x113mm(D)x50mm(H)
●Weight : 425g
【希望小売価格】
45,980円(税込)
【問い合わせ】
トライサウンド TEL:03-5211-1537 https://vemuram.com