共に長野を拠点とするUCHIDA GuitarとT’s Guitarsのコラボレーションによって誕生したエレクトリック・ギター“Patch Arc”が、2023年9月30日(土)と10月1日(日)の2日間、長野県の松本PARCOで開催される『信州ギター祭り2023』のT’s Guitarsのブースにて展示される。
このギターは、UCHIDA Guitarの内田光広氏とT’s Guitarsの高橋謙次氏との長年の交流の中から生まれた斬新なアイディアを形にしたもので、内田氏のギター製作50周年のタイミングである2022年の秋に企画がスタートし、2023年の夏に作品として完成した。
ご覧のとおり、T’s Guitars の技術力と内田氏の創造力を掛け合わせた意欲的なアート作品となっている。
またこの“Patch Arc” は1本限りの作品であり、『信州ギター祭り2023』の会場で展示されたあとは売却され、今後は同じコラボレーション・モデルを製作する予定もないとのことだ。
本モデルの詳細は次のとおり。
1本のみの製作のワンオフ・ギター
- 内田光広氏とT’s Guitars とのコラボレーションによって完成したオール・ハンドメイドのギター。
- 製作数は1本のみ。新たな製作や量産化の予定はない。
製品コンセプト
- これまでのエレクトリック・ソリッド・ギターにはなかった木材の使い方を用いて、よりアーティスティックな作品として製作。
- 機能的には極力シンプルで、使いやすい実用的な楽器として仕上げられている。
製作における両者の役割分担
- ボディ・トップのデザインとその加工を内田氏が担当。
- ギター全体のデザイン、ボディ・ネック加工、塗装、エレクトリック・アッセンブリ、セットアップをT’s Guitarsが担当。
デザイン・コンセプト、構造上のポイント
- 全体で20種類の木材を使用。
- それぞれの木材が持つ個性と質感を活かすため、ボディ・トップは手工具によるハンドメイド加工がなされ、オイル仕上げが施されている。
- パッチワーク的な自由なデザインの面白さと、ナチュラルでカラフルな外観。
- バイオリン・エッジや遊び心のある装飾を施した、ボディのトップおよびサイドのユニークなデザイン。
マグネティック+ピエゾ・ピックアップ
- アコースティックとエレクトリック、それぞれのサウンドをシームレスに楽しめる仕様。
- ピックアップは、フロントにT’s GuitarsオリジナルのP-90マグネティック・ピックアップを搭載。
- ブリッジ部にはフィッシュマンのAG-125ピエゾ・ピックアップを搭載。
- 両ピックアップの異なるサウンドを自由にブレンド可能。
- リア・ピックアップとトグル・スイッチはダミーの装飾。
なお販売価格は1,100,000円(税込)で、ハードシェル・ケースが付属する。
『信州ギター祭り2023』に出向く人は、ぜひT’s Guitarsのブースで、このPatch Arcをじっくりと眺めてこよう。
信州ギター祭り2023 公式サイト
https://shinsyuguitar.wixsite.com/website
T’s Guitars 公式サイト
https://www.guitar-shop.co.jp