今、注目すべきケンタ系ペダル14機種を、業界屈指のレビュアー=村田善行の試奏コメントともに紹介する本企画。今回はDOPHIXのLussuriaをチェック!
取材・文=辻昌志 撮影=星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年3月号の『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。
DOPHIX
Lussuria
バランス重視の暖かいサウンド
“1970年代の暖かいサウンド”を追求するイタリア・フィレンツェのハンドメイド工房、DOPHIX。大胆にもイタリア語で“色欲”を意味する言葉をペダル名に冠した本器は、均衡の取れたバランス重視のサウンドゆえに、何度も求めてしまう中毒性が魅力なのだろう。
回路にはブランドこだわりのパーツを厳選して採用。筐体の底部もLEDライトで発光するため、暗いステージでも視認性は抜群だ。
Murata’s Comment
オリジナル所有者にも使いやすい
GAINを0にしたクリーン・ブーストの音が、かなりオリジナルに似ていますね。ケンタらしい少し焦げた音。ほど良くおじさん臭い感じが出ています(笑)。
逆にGAINを上げていくと、TONEの上のほうが派手な音になってくるので、もしオリジナルのケンタっぽさを狙うなら下げるのが良いでしょう。
とにかく簡単に本家の音へ似せられるし、これはオリジナルの所有者なら特にそう感じると思います。ローのいなたさもあるので、クリーン・ブーストにもオススメです!
DOPHIX
Lussuria
ドフィックス/ルッスーリア
【スペック】
●コントロール:VOLUME、GAIN、TONE
●バイパス:トゥルー・バイパス
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:9V電池、9Vアダプター
●外形寸法:60(W)×112(D)×31(H)mm
●重量:400g
【価格】
46,200円(税込)
【問い合わせ】
ゼンブジャパン TEL:06-6441-2263
ギター・マガジン2024年3月号
『特集:ブライアン・メイ(クイーン)』
本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。