今、注目すべきケンタ系ペダル14機種を、業界屈指のレビュアー=村田善行の試奏コメントともに紹介する本企画。今回はWARM AUDIOのCentavoをチェック!
取材・文=辻昌志 撮影=星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年3月号の『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。
WARM AUDIO
Centavo
“ジェフ・ベック・スイッチ”の搭載
名機と呼ばれたギアの復刻を数多く手がけるアメリカのWARM AUDIO。
筐体デザインからケンタウルスの忠実な再現に徹したことがうかがえ、オリジナルと同じくTL072オペアンプ、1N34Aゲルマニウム・ダイオード、カーボン抵抗などを採用することで本家大元に肉薄。
さらには、ジェフ・ベックがオリジナル機に対して望んだとされる“低音域のブースト”ができるMODスイッチを搭載する。
Murata’s Comment
基本のキャラクターを継承している
ケンタウルスってこういう動作だよねっていう、完コピ感が魅力のペダルですね。弾いていても違和感があまりなく、基本のキャラクターを継承していると思います。
ミッドの香ばしさもありますし。弱めに弾くと、よりケンタっぽさが出るような気がしますね。
MODスイッチは、実音というより音像ごとブワッと上がる感じ。
面白いのは、鳴らしていると音がスムーズになってくる点です。エイジングがあるのか、弾き込むごとに音が馴染んでくる感覚がありますね。
WARM AUDIO
Centavo
ウォーム・オーディオ/センタボ
【スペック】
●コントロール:GAIN、TREBLE、OUTPUT、MODスイッチ
●バイパス:バッファード・バイパス
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:9V電池、9Vアダプター
●外形寸法:171(W)×127(D)×57(H)mm
●重量:907g
【価格】
27,800円(税込)
【問い合わせ】
サウンドハウス TEL:0476-89-1111(成田)/0885-38-1111(徳島)
ギター・マガジン2024年3月号
『特集:ブライアン・メイ(クイーン)』
本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。