ano(あのちゃん)が愛用する、1978年製のビンテージ・アコギを紹介! ano(あのちゃん)が愛用する、1978年製のビンテージ・アコギを紹介!

ano(あのちゃん)が愛用する、1978年製のビンテージ・アコギを紹介!

Z世代の若者を中心に人気を集めるアーティスト、ano(あのちゃん)。今回は2024年2月22日(木)に開催された東名阪Zeppツアー“猫吐極楽つあー ~何&卒よろしゅう~”のZepp Haneda公演に潜入し、anoが使用するアコースティック・ギターを撮影した。彼女がギター・ボーカルを務めるロック・バンド、I’s(アイズ)ではギブソンSGやグレッチG5622T-140をメインで使用しているが、ソロ名義でのライブで登場したのはここで紹介するアコギ1本のみ。本器の魅力やサウンドの印象なども含めて解説していこう。

取材/文=伊藤雅景 写真=大谷鼓太郎

Guitar

GUILD/1978 D-50NT

GUILD/1978 D-50NT(前面)
GUILD/1978 D-50NT(背面)

anoが愛用する、ロックなサウンドが魅力のビンテージ

anoが唯一ステージで使用したギターが、アメリカの老舗ブランド、ギルドの1978年製D-50NT。1963年から同社の主要ラインナップへと加わった、ドレッドノート・モデルだ。ボディはスプルース・トップにローズウッド・バック&サイド、ネックが1ピース・マホガニー、指板がエボニーという材構成。

音色はロックで骨太だが、ブライトさもかね備えている印象。ピックアップは不明だが、プリアンプ・ペダルとしてフィッシュマンのAura Spectrum DI Preampが用意されていた。

本器は、SNSでの弾き語りや、バンド・セットでのライブなど多方面で活躍中。今回取材を行なったZepp Haneda公演では、「SWEETSIDE SUICIDE」と「YOU&愛Heaven」で楽曲の世界観を煌びやかに彩っていた。

ano
ano

anoが担当するアコギ・パートはコードがメイン。サウンド・ホールの上の15フレットあたりの位置をストロークするため、その付近に多数の傷がついている。

チューニングはレギュラーで(「YOU&愛Heaven」では1カポ)、ピックはジム・ダンロップのTORTEX TRIANGLE 0.88mmを使用。

なお、anoが本器を弾く姿は「YOU&愛Heaven」のMVでも見ることができる。