ブルージーなコード進行と「3フレット移動の妙技」 | ギター作曲100の裏ワザ:014 ブルージーなコード進行と「3フレット移動の妙技」 | ギター作曲100の裏ワザ:014

ブルージーなコード進行と「3フレット移動の妙技」 | ギター作曲100の裏ワザ:014

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

スリー・コードって何? ➡ 自宅と公園と帰り道

ブルージーなコード進行
ブルージーなコード進行

 裏ワザ013の「CとFとG7」の3つのコードは、「スリー・コード」と呼ばれる基本のコードです。スリー・コードをすべてセブンスでプレイすると、ブルースっぽくなります。その代表が、上の譜例EX-1の進行です。

 こうした簡単な進行があって、そこから少し散歩の道を変えたりしてみると、いろいろな散歩コースが出来上がります。

 少し変わった進行のパターン例が、EX-2です。ここにも、「逆Nの法則」が含まれているのが分かりますか? 「A7-D7-G7-C」の区間が、それぞれ逆Nの法則になっていますね。

 Cは本来Amに行きそうなものですが、A7(メジャーからメジャー)へ行っています。これを「3フレット移動の妙技」と呼ぶことにしてみます(本書だけの話です)。3フレットの移動は、コード進行の中でよくある動きです。その妙技をセブンスで進行していくことにより、ブルージーなサウンドにしているのです。

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki