インストでのメロディ作りのコツ | ギター作曲100の裏ワザ:031 インストでのメロディ作りのコツ | ギター作曲100の裏ワザ:031

インストでのメロディ作りのコツ | ギター作曲100の裏ワザ:031

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

インストに作詞は関係ある? ➡ 歌詞のないものはメロディで絵を描こう

歌曲もインストも、“作曲”です。しかし、そこには少しだけ差があります。

インストでは、何の楽器で主旋律を弾くかが楽曲の完成形の音色に関係しますし、メロディ作りのコツにも違いがあります。例えば同じ音程で一定のリズムが続いてもメロディは作れますが、それは歌ものでは割とOKになっても、インストでは平たんなメロディになりすぎてしまいます。

インストの場合は、もっと上下に動くメロディの方がしっくりきます。譜面を書いた時に、絵になるようなメロディを作るのがコツなのです。同じ音程が続くとしても、せめて「ド〜〜ドッドド〜」くらいの時間差を作りましょう。

例えば、スーパーマーケットやデパートでよく耳にする、歌曲をインストにアレンジしたBGM。音程差のあるメロディだと「あの曲だ」とすぐに分かりますが、音程差と時間差があまりないメロディだと、「ただ音が鳴っている」という感じがしないでもない……。ということは、歌曲でもできるだけ“差”のある曲を作りたく、インストではなおさらだということです。

絵になるメロディを目指そう
絵になるメロディを目指そう

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki