頭で鳴っている和音を探そう | ギター作曲100の裏ワザ:036 頭で鳴っている和音を探そう | ギター作曲100の裏ワザ:036

頭で鳴っている和音を探そう | ギター作曲100の裏ワザ:036

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

コードを一発で探せない人は ➡ 脳内で和音を1音ずつ探そう

何度も言いますが、作曲の基本は鼻歌です。デタラメにでも、歌ってみないことにはメロディは生まれてきません。ただし、あなたの脳内には、これまでの人生の中で聴いてきた音楽によって、ある程度の「心地良い音程具合」というのが備わっているのです。

人間は、脳内で同時に2音までは想像することができると言われています。次の譜例のEX-1のベース音を口で「ドーシーラーソー」と歌いながら、メロディを脳内で「ドレミレーソードー」と浮かべてみることは可能なはずです。

脳内で鳴らしてみよう
脳内で鳴らしてみよう

逆に言えば、あなたがメロディを鼻歌で作っている時も、ある程度のベース音と何となくの(EX-2のような)コード感は想像できているということです。

ということは、脳内に浮かんでいるコード音を、1個ずつフレット上で探していけば、必ずコードは分かります。多くの(すでに達人である)作曲家も、最初のころはそれっぽいことをやってきているのでは?

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki