ダジャレも3回くり返すと知的になる!? | ギター作曲100の裏ワザ:049 ダジャレも3回くり返すと知的になる!? | ギター作曲100の裏ワザ:049

ダジャレも3回くり返すと知的になる!? | ギター作曲100の裏ワザ:049

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

ネタに困ったら ➡ くり返しも候補に

「オヤジギャグ」は、ダジャレですね。「布団がふっ飛んだ」みたいな。あれを馬鹿にしてはいけません。言葉遊びの基本です。

佐野元春氏の「アンジェリーナ」に「車が来るまで闇にくるまって」という歌詞があります。“クルマ”で3回韻を踏んでいます。井上陽水氏の作ったパフィー「渚にまつわるエトセトラ」は「カニ食って、はにかんで、ハリきって」と、“KANI”“HANI”“HARI”の「A」と「I」で韻を踏んでいます。キーワードが2つだけだとオヤジギャグになっちゃうものも、3つだと知的な言葉遊びになります。ラップなどにも多いですね。ここまでは歌詞の話。

メロディ作りの話としては、同じフレーズのくり返しを活用することが挙げられます。上の譜例のように、4拍子でリズムに乗る4音のくり返しはまずアリで、3音のくり返しでリズムの表裏とフレーズ具合がズレていくのもカッコ良かったりします。

このリズムを把握するには、イーグルス「ホテルカリフォルニア」のギターソロや、甲斐バンド「氷のくちびる」を聴いてみてください。

くり返しのパターン例
くり返しのパターン例

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki