ギブソン・カスタムのマーフィー・ラボ(Murphy Lab)が製作したギターを菰口雄矢が試奏する本企画。このページでは1959 Les Paul Standard Golden Poppy Burst/Heavy Agedを紹介。
【PR】 取材・文:奥田悠哉 製品解説:菊池真平 撮影:星野俊 協力:ギブソン・ブランズ・ジャパン
Presented by ギブソン・ブランズ・ジャパン
※本記事は、ギター・マガジン2024年10月号に掲載した『ギブソン・カスタム プロが絶賛する“マーフィー・ラボ”の真価』の一部を抜粋し、再編集を施したものです。
1959 Les Paul Standard
Golden Poppy Burst Heavy Aged
Serial Number:933058
最高峰の“バースト”を徹底再現
数あるビンテージ・ギターの中でも、名器として名高い“バースト”。バーストとは1958〜60年まで作られたサンバーストのレス・ポールのことだが、中でもジミー・ペイジなどが愛用した59年製は特に人気と評価が高い。それをギブソン・カスタムショップの技術力で緻密にリイシューしたのが、このモデルだ。
ポピー・バーストとは、現存する59年製レス・ポールの色味をベースにしたフィニッシュで、マーフィー・ラボの手により長年使い込まれた質感を、ヘヴィ・エイジド加工でリアルに再現している。
Komoguchi’s Impression
これぞマーフィー・ラボ
そんな鳴り方をしていますね!
凄くリアルなエイジドが本当に弾き込まれてきたギターという感じで、これぞマーフィー・ラボという鳴り方をしていますね。特に音色が今までのヒストリック・コレクションとまったく別物。明るくからんと乾いていて、倍音もキラキラしたビンテージのテイストがあります。ヘヴィ・エイジドは塗装のはがれた部分の木の鳴りもよく聴こえてきて、本来の音色や倍音成分の明瞭さとのバランスが良いですね。
ピックアップもアンポッテッド(ワックス含浸しない状態)なので、響きがオープンかつ情報量が多く、伝説的な“PAF”が搭載されていた50〜60年代のサウンドにさらに1歩近づいたのかなという感じがします。それに物凄く繊細にダイナミクスも追従するので、ボリュームを下げていって、かつトーンを5くらいに絞るとリアでカッティングできてしまうぐらいです。
こうしたコントロールができるのは、ギターの鳴りを余すことなくアウトプットしているマーフィー・ラボならではだと感じますね。ボリュームとトーンで音色の守備範囲が広がるので、ぜひ皆さんも活用してほしいなと思います!
Gibson Custom
1959 Les Paul Standard
Golden Poppy Burst Heavy Aged
【スペック】
●ボディ:2ピース・メイプル(トップ)、1ピース・マホガニー(バック)
●ネック:マホガニー
●指板:インディアン・ローズウッド
●フレット:22
●スケール:628.65mm
●ピックアップ:カスタムバッカー・アルニコ3×2
●コントロール:ボリューム×2、トーン×2、3ウェイ・ピックアップ・セレクター
●ブリッジ:ABR-1 withライトウェイト・アルミニウム・ストップ・バー
●ペグ:クルーソン・シングル・ライン/シングル・リング
【参考価格】
1,150,000円(税込)
【問い合わせ】
ギブソン・ジャパン https://gibson.jp
ギター・マガジン2024年10月号
表紙/FEATURED GUITARISTS 松本孝弘(Tak Matsumoto)
総力特集:黙ってソロを弾いてくれ! -王道から紐解くギター・ソロ構築論-
2024年9月13日(金)発売