たかはしほのか(リーガルリリー)のメイン・ギター、1972年製テレキャスターを解説! たかはしほのか(リーガルリリー)のメイン・ギター、1972年製テレキャスターを解説!

たかはしほのか(リーガルリリー)のメイン・ギター、1972年製テレキャスターを解説!

たかはしほのか(vo,g)がリーガルリリーで使用する1972年製テレキャスターを徹底解剖! 新作『kirin』のレコーディングでは「17」以外のすべての楽曲で使用したそうだ。使用弦や巻き数、ブリッジ・サドルのセッティングなどの詳細も見ていこう。記事下部では登場楽曲を検討中のフェンダーAcoustasonicも紹介!

取材/文=伊藤雅景 写真(1972 Fender/Telecaster)=星野俊 写真(American Acoustasonic Stratocaster)=スタッフ提供

Guitars

1972 Fender/Telecaster

1972 Fender/Telecaster(前面)
1972 Fender/Telecaster(背面)

リーガルリリーのギター・サウンドの核

たかはしの絶対的メイン器、1972年製のテレキャスター。新作『kirin』のレコーディングでは「17」以外のすべての楽曲で使用された(「17」はギブソンES-335を使用)。基本的に目立つ改造は施されていないが、購入時から内部配線の修理や細かい調整を続けている。

ピックアップ・セレクターは、ライブではセンター・ポジションしか使用していないが、レコーディングでダブルのトラックを録る際などはフロントも活用している。ライブでの音色の変化はエフェクターのチョイスが中心だ。なお、チューニングはレギュラー(「ムーンライトリバース」のみ半音下げチューニング)で、使用弦はElixirのNANOWEB(.010〜.046)。

1972 Fender/Telecasterのブリッジ・サドル付近
ブラス製のブリッジ・サドル
1972 Fender/Telecasterのペグ
弦のペグへの巻きつけは全弦共通で2周ぴったり。ローディがたかはしの好みのテンション感になるようセッティングしている。
1972 Fender/Telecasterのネック側面
ネック側面にはポジションマークと同様のフレット数に蓄光シールが貼られている。
Jim Dunlop製のTortex Standard 0.60mm
ピックはJim Dunlop製のTortex Standard 0.60mmをチョイス。以前は0.73mm(黄色)がメイン・ピックだったが、近年の好みはこの厚みとのこと。
E.D.GEARのEGC-1
カポタストはE.D.GEARのEGC-1。

Fender/American Acoustasonic Stratocaster

Fender/American Acoustasonic Stratocaster(前面)
Fender/American Acoustasonic Stratocaster(背面)

ハイブリッドな特性が唯一無二なアコスタ

アコースティック/エレクトリック・ギターの特性をあわせ持ったフェンダーのアコスタソニック・ストラトキャスター。本器のシステムには、Fishmanアンダーサドル・トランスデューサー、Fishman Acoustasonicエンハンサー、Fender Acoustasonic Noiselessピックアップを搭載しており、アコギ的な生音、ライン出力はもちろん、エフェクターをつなぎ歪んだサウンドも出力できる。

LIVE INFORMATION

リーガルリリー『cell,core 2024』

日程

  • • 2024年12月3日(火)/大阪BIGCAT
  • • 2024年12月4日(水)/名古屋CLUB QUATTRO
  • • 2024年12月10日(火)/Zepp DiverCity(TOKYO)

※情報は記事公開時のものです。最新の公演情報はリーガルリリー公式HPをチェック!
https://www.office-augusta.com/regallily/

作品データ

『kirin』
リーガルリリー

キューンミュージック
KSCL-3542
2024年8月28日リリース

―Track List―

1.天きりん
2.キラキラの灰
3.17
4.ハイキ
5.春が嫌い
6.夏のエディ
7.me mori
8.ムーンライトリバース
9.海月星
10.60W
11.地球でつかまえて
12.ますように

―Guitarist―

たかはしほのか