Beetronics(ビートロニクス)より、本物のツナ缶を使った筐体の“TUNA FUZZ”と、「ファズ」、「-1オクターブファズ」、「-2オクターブファズ」をブレンドできる歪みペダル“WHOCTAHELL V2”がリリースされた。
2モデルともに限定生産品で、初回入荷分はすでに注文受付ならびに出荷が開始されている。
それぞれのモデルの特徴を紹介しよう。
TUNA FUZZ
なんと本物のツナ缶にエフェクト回路を収めてしまったTUNA FUZZは、ブランド活動開始初期に実際にツナ缶を使ったエフェクトを何度か製造していたBeetronics自身が、その時代へのリスペクトを込めて制作したファズ・ペダルだ。
TUNA FUZZのツナ缶はBeetronicsの工房で1台ずつドリリングされて製造され、クリア・プラスチック製の裏蓋からは、内部のTunabeeデザインのPCB(プリント基板)が見えるようになっている。
ちなみに、実際に魚が入っていた缶ではないので、安心してほしいとのことだ。
コントロールはマスター音量を制御するStingerノブのみというシンプルな構成だが、あらゆるビンテージ・ファズのトーンを繋ぎ合わせるようなバランスのよいチューンが施されている。
また、同ブランドのBeetronics Octahiveと同じトランジスタ3発構成ながら、ダイナミックでリッチなレスポンスと大ボリュームを持ち、ギターのボリューム操作やニュアンスでのゲイン制御にも対応。冗談っぽいツナ缶の見かけとは裏腹に、本気のサウンドをアウトプットする。
WHOCTAHELL V2
唯一無二のキャラクターでBeetronicsブランドの地位を確立しながら、長らく廃盤となっていたロー・オクターブ・ファズ“WHOCTAHELL”をアップデートしたのが、WHOCTAHELL V2だ。
ファズと2つのロー・オクターブを出力可能なWHOCTAHELL V2は、「ファズ」、「-1オクターブファズ」、「-2オクターブファズ」をブレンドすることで非常にアグレッシブなサウンドが得られる歪みデバイスとなった。これら3つのトーンは、それぞれ独立した音量コントロールを持ち、任意のブレンド比を追及できる。
オクターブは完璧なトラッキングを目指したものではなく、ピッチがジャンプして暴れまわりながらも、絶妙に音楽的な質感を保たれているといい、予測のできない刺激的なサウンドを生み出しそうだ。製品ページには以下のようなコメントが記載されている。
インディロックのリフプレイ、イカれたシンセサイザー、マリオブラザーズのテーマソング、ダイヤルアップ接続音のようなカオス。多くのスイートスポットを見つけられるはず。貴方のシグネチャーサウンドに、未知の一手を加える切り札的デバイスです。
Beetronics
TUNA FUZZ
【スペック】
●9VDCセンターマイナス。電池使用不可
●トゥルーバイパス
【希望小売価格】
18,700円(税込)
【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/
Beetronics
WHOCTAHELL V2
【スペック】
●9VDCセンターマイナス。電池使用不可
●トゥルーバイパス
【希望小売価格】
27,500円(税込)
【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/