One Control(ワンコントロール)より、1960年代プレキシ・アンプのサウンド再現を目指したペダル“PURPLE PLEXIFIER 4K”の和柄バージョン“PURPLE PLEXIFIER 4K Japonism Edition”が期間限定生産でリリースされた。

アルミ削り出しのミニサイズ筐体に浮世絵が描かれた、個性的な一台だ。
プレキシ・サウンドの再現を目指した、アンプライクな歪み
PURPLE PLEXIFIER 4Kは、1969年頃までに制作された、プレキシグラス(アクリル板)のコントロールパネルを持つ英国製ビンテージ・アンプ、通称「プレキシ・アンプ」のトーン再現を目指して作られた、アンプライクな歪みペダル。
クリーンからディストーションまで広いゲインレンジを持ち、ホットロッドなカスタムが施されたプレキシのサウンドやいわゆるブラウン・サウンドといった、伝説の名手たちが奏でたトーンが手に入る。
また、フルゲインセッティングであっても、強く弾けば強く歪み、弱く弾けばクリアになるといった、ピッキングの強弱で歪みの強さを自在にコントロールできることも、特筆すべきポイントだろう。
ギター自体の低域を基準とした音作り
トーンメイクにあたって、PURPLE PLEXIFIER 4Kではギター自体の低域を基準として音を作ることになる。これは歪み全体の足元を基準とし、そこから音色を簡単に調整できるように設計されているためだ。
まずは「MID」ノブでトレブルとミッド周辺の音を調整。反時計回りに回せばミッドレンジがカットされ、シュレッドなトーンへと変化する。ミッドをカットしても、音が霞んでしまうことはない。そして、「MID」を時計回りに回せばミッドレンジが強調され、暖かなトーンになる。
音色の基本的な方向が決まったら、2kHz辺りのトーンバランスをコントロールする「TREBLE」ノブを調整する。この際、「MID」ノブでミッドを強く押し出す設定にしていると、「TREBLE」ノブは音色の微調整程度。ミッドをカットすると、「TREBLE」ノブの効果がより強くなる。
この設計により、ブリティッシュなクリーン、ブルージーなクランチ、伸びやかなオーバードライブ、HR/HM的なハイゲインまで、好みに合わせた音色をバランスさせることが可能だ。
他の機材との組み合わせで多様なトーンを再現

こうしたPURPLE PLEXIFIER 4Kの特性は、他のペダルや様々なギターと組み合わせて使用する際にも効果を発揮する。
たとえばブリティッシュなビンテージ・ファズとストラトキャスターを組み合わせれば伝説的なサイケデリックトーンに、パワフルなアメリカン・ファズとジャズマスターを組み合わせればグランジスタイルのトーンを得られるなど、様々なギタリストが築き上げたトーンに近付けることができる。
One Control
PURPLE PLEXIFIER 4K Japonism Edition
【スペック】
インプットインピーダンス : 500K
アウトプットインピーダンス : 50K
駆動電圧 : 9V
消費電流 : 3mA
S/N比 : -73dB
サイズ:39Wx100Dx31H mm(突起含まず)
47Wx100Dx48H mm(突起含む)
重量:およそ160グラム(電池挿入時200グラム)
※電池は付属しない。
種類:AIAB
アダプター:9Vセンターマイナス
電池駆動:9V電池
コントロール:VOL、TREBLE、DIST、MID
【価格】
16,830円(税込)
【問い合わせ】
LEP INTERNATIONAL https://www.lep-international.jp