2024年8月にバンド名義として活動を始めた、kanekoayano。カネコアヤノ(vo,g)を中心に林宏敏(g)とtakuyaiizuka(b)をメンバーに迎えて結成した新生バンドだ。7月11日発売のギター・マガジン2025年8月号では、待望の1stアルバム『石の糸』についてカネコと林のインタビュー&ギアを紹介しているが、本記事では本誌に掲載しきれなかったカネコアヤノの愛用ギターをご紹介。
取材・文=奥田悠哉 機材撮影=鈴木千佳
Kaneko’s Guitars
1969 Gibson
SG Standard
多くの楽曲で活躍するメイン器
前作『タオルケットは穏やかな』(2023年)のレコーディング後に入手した1969年製SGスタンダード。ヘッド・ロゴのドットのない“i”やクラウン・インレイの形と位置、印象的なラージ・ピックガードなどがこの年式の特徴だ。今作では「太陽を目指してる」や「僕と夕陽」、「ラッキー」、「難しい」、「WALTZ」など多くの楽曲でメイン器として活躍している。
1960’s Yamaha
Dynamic Guitar
作曲でも愛用するガット・ギター
2017年頃に入手したというYamahaのダイナミック・ギター。フォーク・ブームと共に世間を席巻したFGシリーズは1966年発売だが、本シリーズはそれ以前の60年代前半から製作されていたモデルだ。今作では1曲目の「noise」で使用しており、“低音もしっかり出ます”と語ってくれた。作曲も本器で行なうことが多いそうだ。

ギター・マガジン2025年8月号
『Mrs. GREEN APPLE 若井滉斗』
7月11日(金)発売のギター・マガジン2025年8月号では、カネコアヤノと林宏敏のインタビュー記事やペダルボードを掲載!
作品データ

『石の糸』
Kanekoayano
1994 Inc.
NNFC-14
2025年5月28日リリース
―Track List―
01. noise
02. 太陽を目指してる
03. 僕と夕陽
04. 日の出
05. ラッキー
06. さびしくない
07. 難しい
08. WALTZ
09. 石と蝶
10. 水の中
―Guitarists―
カネコアヤノ、林宏敏


