GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY〜ナッシュビルでのギター生産開始から50年 70年代にトリビュートを捧げる記念モデル GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY〜ナッシュビルでのギター生産開始から50年 70年代にトリビュートを捧げる記念モデル

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GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY〜ナッシュビルでのギター生産開始から50年 70年代にトリビュートを捧げる記念モデル

ギブソンのエレクトリック・ギターの新製品、LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARYを紹介。

文=鈴木誠 撮影=星野俊
※本記事はギター・マガジン2025年9月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。

GIBSON
LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY

GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY(前面)
GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY(背面)

ギブソンがアメリカ・テネシー州ナッシュビルでギターの生産を始めてから50年。その節目を記念した限定モデルだ。

デザイン・モチーフは70年代のマローダーとミュージック・シティ・ジュニア。これらにインスピレーションを受けつつ現代的にアレンジすることで、50年前のナッシュビルに敬意を表わしている。

プレイアビリティにも配慮され、ロー・ポジションでのコード弾きからハイ・ポジションのチョーキングまでスムーズに演奏可能。

コントロールは1ボリューム&1トーンに3wayセレクターというシンプルな構成で、直感的な操作ができる。

全世界で各色650本の限定生産のため、チェックはお早めに。

トラスロッド・カバー
トラスロッド・カバーには、ナッシュビルの愛称“ミュージック・シティ”をフィーチャーした50周年記念ロゴが施されている。
ペグ
ペグはグローバー製ミニ・ロトマチック。若干小ぶりなボタン部分がかわいらしい。
コントロール部
コントロール部。写真左からボリューム・ツマミ、3ウェイ・セレクター、トーン・ツマミというシンプルなレイアウトだ。

Comment by 山内弘太

かすかに残響を感じる箱モノ的なふくよかさ

70年代のギブソン・ギターはよく手に取りますが、当時モノよりかなりタッチがスムーズです。ボディも軽くて取り回しが良く、ネックの感じも使い込んでいく甲斐がありそう。

サウンドは生音でも微かに残響を感じる、箱モノのようなふくよかさです。アンプにつなぐと、コード弾きでも気持ち良い分離感があって、和音における倍音の快感もしっかり。アルペジオも優しく鳴ります。渋良い音ですが古臭さはなく、なおかつ中性的に感じました。個人的にはこういうギターの音色で歌うSSWとかめっちゃ好きですね。

無骨さのあるダイレクト・マウントされたピックアップや、シンプルなコントロールなども潔くてカッコいい。当時のムードと演奏性を兼ね備えた魅力的なギターです。

GIBSON/LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY

GIBSON
LES PAUL MUSIC CITY SPECIAL 50TH ANNIVERSARY

【スペック】
●ボディ:ポプラ
●ネック:メイプル
●指板:エボニー
●フレット:22
●スケール:628.65mm
●ピックアップ:70s Tribute(フロント&リア)
●コントロール:ボリューム、トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター
●ブリッジ:Nashville Tune-O-Matic
●ペグ:Grover Mini Rotomatics
●カラー:タバコ・バースト(写真)、ワイン・レッド、エボニー
●付属品:ギグバッグ

【価格】
オープン・プライス(参考価格260,700円前後)

【問い合わせ】
ギブソン・ジャパン https://gibson.jp

山内弘太