第27回:歪みエフェクターを2台つないで同時にオンにしていいのか|ギター・エフェクターの基礎知識100 第27回:歪みエフェクターを2台つないで同時にオンにしていいのか|ギター・エフェクターの基礎知識100

第27回:歪みエフェクターを2台つないで同時にオンにしていいのか|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio) 機材撮影=星野俊

第27回:歪みエフェクターを2台つないで同時にオンにしていいのか

歪みエフェクターをオンにするとかっこいいドライブ・サウンドが作れますが、“オーバードライブを2台つないで両方同時にオンにしても大丈夫ですか?”という質問をいただきました。

その答えは……全然問題ありません! むしろ音作りの幅が広がり、自分らしい音作りができるのでオススメな使い方です!

歪みエフェクターを2つ組み合わせることによって、それぞれのエフェクターの個性が混ざりあったサウンドが作れます。最終的には、うしろ側(アンプ寄り)の歪みエフェクターのキャラクターが色濃く出て、前側(楽器寄り)のエフェクターはうしろ(アンプ寄り)の歪みのアシスト役、すなわちブースターとして機能する形となります。

音作りをする時は、まずうしろ側のエフェクターのみで音作りをします。この時、Gain/Driveは気持ち少なめにしておくのがオススメ。これは、前側のエフェクターをオンにした時に、サウンドの差をしっかりつけるためです。

続いて、うしろ側のエフェクターをオンにしたまま前側のエフェクターをオンにします。すると音量が少し上がり、歪み量が増えます。前側のフェクターの設定のコツは、Gain/Driveを上げすぎないこと。Volume/Levelはブースト量(2台を同時オンにした時の歪み量)として考えること。そしてToneは、2台を同時オンにした時のサウンド・キャラクターに影響します。これらを意識していろいろ試してみましょう!

設定によってはノイズが増えることもあるので、楽器本体のボリュームを適宜絞ったり、タイミングよく前側のフェクターをオフにしたりしてカバーできるとGoodです!

歪みエフェクターを2台つないだ様子

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。