第96回:アクティブってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第96回:アクティブってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第96回:アクティブってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第96回:アクティブってどういう意味ですか?

アクティブ回路とは、パッシブの逆で、電池や外部からの電源供給により動作する回路のことを指します。

エフェクターは基本的にアクティブで、9V電池を搭載する楽器もアクティブ・ギター/ベースと呼びます。エレアコは“アクティブ・アコースティック・ギター”とは呼びませんが、アクティブです(なぜ呼ばないんだろう?……言いづらいですしね)。

アクティブのギターやベースは、楽器内にプリアンプ、ブースター、バッファーのいずれかに分類されるエフェクターが内蔵されているようなイメージで、楽器で積極的に音作りが可能です。また、その部分でインピーダンスが下がるため、楽器から出てくる信号はロー・インピーダンスになります。そのためノイズにも強く、音質が劣化しづらいというメリットがあります。

中にはパッシブとアクティブを切り替えることができるような楽器もあり、それぞれのサウンドの良さを活かした選択、音作りが可能です。また、パッシブの楽器であってもKarDiaNのキャラクター・モジュールのように、あとから楽器に搭載してアクテイブ化、あるいはアクテイブとの切り替え化とすることも可能です。

9V電池で駆動するアコースティック・ギターのプリアンプ(L.R.Baggs Anthem)
9V電池で駆動するアコースティック・ギターのプリアンプ(L.R.Baggs Anthem)

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。