教則本『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」』の新装改訂版が10月16日に発売 教則本『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」』の新装改訂版が10月16日に発売

教則本『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」』の新装改訂版が10月16日に発売

ロック・ギタリストにコード、スケール、モードへの新たな視点を提供し、より音楽的な演奏を促す教則本

教則本『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」【新装改訂版】』(著者:竹内 一弘)が、2025年10月16日(木)に、リットーミュージックより発売される。

本書のテーマは「モード、コードの真実、本当のスケール練習を“ロックを通して”読者に伝えること」(*)だ。想定しているおもな読者は、ロック志向のアマチュア・ギタリストだろう。

そうした読者に向けて書かれた教則本はこれまでにも多数あったわけだが、本書がユニークなのは、コード、スケール、モードというものを、従来とはかなり異なる視点と独自の解釈で説明しているところだ。

*本書の「はじめに」より引用。

たとえばStep 1では、「スケールが親、コードは子供」という表現を使いながら、スケールとコードの関係についての新たな見方を提示している。

Step 2では、あるスケールに含まれる音を重要度順に「ゴールド級」、「シルバー級」、「ブロンズ級」の3種に分類して解説している。

同じくStep 2で紹介されている“本当のスケール練習”は、よくある器械的な運指練習とは異なり、“度数を感じながらスケールを演奏する”ことに重点を置いたものとなっている。

さらにモードについて書かれたStep 3や4では、ジャズではなく、ロック・ギタリストに適したモードの理解の仕方やモードの活用法にテーマを絞った解説がなされている。

要するに他のギター教則本では読めない内容が多く、どの章も読者に対して新たな物の見方を提供する目的で書かれたものとなっている。

よってこの本が最も役立ちそうなのは、コードとスケールについての一定の知識は持ちつつも、ペンタトニック・スケール中心のアドリブや、運指練習で身につけた器械的なフレージングから抜け出せていない、という人ではないかと思われる。

というのも、この本を読んでスケールやモードに対する新たな視点を持ち、著者が薦める練習を続けるうちに、手クセではなく、常套的なフレーズでもなく、より音楽的に意味のあるフレーズを、アドリブの中でくり出せるようになる可能性が高いからだ。

本書のこうした部分に興味を持った人は、下記の目次に目を通してみてほしい。

さらに次の特設サイトで本書の対応音源を聴き、今の自分のステップアップにこの本が役立ちそうかを判断してみることをオススメしたい。

『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」【新装改訂版】』
対応音源のストリーミング&ダウンロード用特設サイト
https://www.rittor-music.co.jp/e/3125217113/

なお、本書は2018年に出版された同名のムックの新装改訂版だが、表紙が変わっただけでなく、本文の記述はより理解しやすい表現にアップデートされており、アヴェイラブル・ノート・スケールについてのコラムも追加されている。

目次

Step 1 「スケールが親、コードが子供」を理解していますか?

1.コード・ネームは単なる名前
2.スケールが親、コードは子供
3.親となるスケール
4.コードの本名
5.コードの本名から音を引く~本当のコードの構造~
6.テンション・ノートに悩むなんてナンセンス
7.スケール名とその構造を関連付けて記憶する方法
8.このコードで使えるスケールは? 常識の非常識!
9.謎多きブルース

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Step 2 これまでのスケール練習は単なる筋トレだった!

1.スケールをフォームで覚えてはいけない理由
2.指板上に度数が見えるかどうかが勝負
3.スケール音は不平等、これが本当のスケール練習!

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Step 3 モードはカッコよくてカンタン!

1.調性音楽とモードの比較
2.モードのシンプルなルール~グレゴリオ聖歌スタイル~
3.モードの意味を知ろう
4.これが肝! モードの特性音
5.ロック的モード・スタイル
6.モードでのハーモニーとコード
7.モードのコード進行

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Step 4 ロック/ブルース的モードの活用法

1.モードでマイナー・ペンタトニック・スケールを活用する方法
2.モードのバッキングにロック的な音の動きを加える方法
3.リフを中心としたアレンジの優位性と面白さ
4.モーダル・インターチェンジ/トーナル・センター

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Step 5 マイナー・ペンタトニックを飛び越える10の方法

1. マイナー・ペンタトニック+9th
2. 開始音と最終音
3.現代的な9th込みのアルペジオ
4.クロマチック・アプローチ
5.アッパー・ストラクチャー・トライアドは覚えなくても使いこなせる
6.アウトサイド①~3度ズラし系アウト~
7.アウトサイド②~マイナー・モードでM3rd~
8.アウトサイド③~♭9thと♭5thでアウト~
9.アウトサイド④~増4度上のメジャー・トライアドでアウト~
10.アウトサイド⑤~コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール~

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Step 6 9日間でマスターするコンテンポラリー・フレージング

STEP6の練習方法
1日目 ドリアン・フレーズの習得
2日目 9th込みアルペジオを習得
3日目 クロマチック・アプローチの習得
4日目 アッパー・ストラクチャー・トライアドの習得
5日目 マイナー・モードでM3rdを使いアウトさせる
6日目 3度ズラしアウト・フレーズの習得
7日目 ♭5thと♭9thでアウトする
8日目 増4度上のメジャー・トライアドでアウトする
9日目 コンビネーション・オブ・ディミニッシュでアウトする

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Column No.1 ロックにおけるモード曲
Column No.2 アヴェイラブル・ノート・スケールという考え方1
Column No.3 アヴェイラブル・ノート・スケールという考え方2

竹内 一弘(たけうち かずひろ) プロフィール

Whereabouts Recordsを立ち上げ、国内外のアーティストを発掘。マスタリング・エンジニアとしてもフル回転中で、メジャー・レーベル〜インディーズ・ アーティストから絶大な信頼を得ている。

ギターとアナログ機材をこよなく愛するも自身はテクノ・アーティストで、“モードやポリリズム”で理論武装した個性的なエレクトロニック・ミュージックをリリースしアンダーグラウンド・ シーンで注目されている。

音楽ライターとしては多数の著書を執筆。音楽理論に明るく、中でもモード理論についてはこれまで日本になかった独自の切り口で、誰にでも分かり使える理論書を発表し好評を得ている。

『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」【新装改訂版】』の表紙画像

『ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が知らない「本当のスケール練習&活用法」【新装改訂版】』
竹内 一弘(著)

品種ムック
仕様AB判 / 128ページ
発売日2025.10.16
ISBN9784845643424