Blackstar/Polar Go〜ギタリストに贈るオーディオ・インターフェース13選 Blackstar/Polar Go〜ギタリストに贈るオーディオ・インターフェース13選

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Blackstar/Polar Go〜ギタリストに贈るオーディオ・インターフェース13選

青木征洋/Godspeedによる、ギタリストのためのオーディオ・インターフェースのレビュー。このページではBlackstarのPolar Goを紹介!

解説&試奏=青木征洋/Godspeed 撮影=星野俊
*本記事は、ギター・マガジ2025年11月号に掲載した「来たれ宅録入門者! ギタリストのためのオーディオ・インターフェース・マニュアル」の一部を抜粋し、再構成したものです。

Blackstar
Polar Go

ポケットサイズのオール・イン・ワン型
オーディオI/O兼ステレオ・レコーダー

Blackstar/Polar Go
端子
端子

AOKI’s IMPRESSION

青木征洋

スマホとつないで良い音質で動画が撮れてハッピー!

Blackstarは2007年にイギリスで設立されたギター・アンプのメーカーです。2024年にオーディオ・インターフェースへ参入しました。

インストゥルメント入力の回路の反応をギター・アンプの入力段と近づけるように工夫したPolar 2という、アンプ・メーカーとしてのノウハウを盛り込んだモデルもあり、そちらにはBlackstarのアンプ・シミュレーター・プラグインや各種エフェクト・プラグインが付属しDAWでの制作に最適なのですが、ここではスマホと組み合わせて手軽に音声録音を楽しめるPolar Goを紹介していきます。

Polar GoはBlackstar独自のProCapture™ステレオ・マイクを搭載しており、スマートフォンのオーディオ録音や動画撮影時の音声のクオリティを1段階アップさせることにフォーカスしたプロダクトです。スマートフォン内蔵マイクよりもキレイにステレオ録音ができますし、スマートフォン動画だとカメラとマイクがほぼ同じ位置になってしまいますが、Polar Goならそれぞれを望んだ場所に設置することができます。シンガーソングライターのデモ収録やライブ配信などで力を発揮できそうですね。

内蔵バッテリーは最長4時間の連続使用が可能で、各種入出力も完備。さらに専用アプリでは用途別にプリセットの選択、各種エフェクトの自動補正機能などにも対応しています。

コンボ・ジャックにマイクをつないで録音した場合のマイクプリの質はかなり歪みっぽさと軽さを感じつつも、それがやけにロックだったりもして、アコースティック・ギターを録るだけでミックスはまったくしない場合の最小構成単位のオーディオ・インターフェースとして候補に上がるかもしれません。

スマホとつないでちょっと良い音質で動画が撮れてハッピー!というモチベーションで使いたいですね。

アプリの画面
iOS/Androidのアプリと組み合わせると自動的にゲインを合わせてくれたりコンプレッサーやEQなどの音作りを肩代わりしてくれる機能があり、初心者でも気軽にトークやアコースティック楽器の演奏を録音、録画することができます。
Blackstar/Polar Go

Blackstar
Polar Go

【スペック】
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器(Hi-Z)入力(XLR/TRSフォーン・コンボ) 、Pro
CaptureTM ステレオマイク
●アナログ出力:ミニ・ステレオ
●ヘッドフォン出力:ミニ・ステレオ
●接続: USB-C
●ビット/サンプリング・レート:最大24ビット/96kHz
●付属品:USB-Cケーブル
●外形寸法:135(W)×112(H)×54(D)mm
●重量:260g

【動作環境】
●Mac:Mac OS 10.15以降
●Windows:Windows 10以降
●Smartphone:iOS 14以降、Android 9以降

【価格】
12,980円(税込)

【問い合わせ】
コルグお客様相談窓口 https://korg.com/support_j/