1954年に存在したカスタム・カラーからインスピレーションを受け、アンディ・ヒックスがレア個体を現代に蘇らせたストラトキャスター| フェンダーカスタムショップ Vol.21 1954年に存在したカスタム・カラーからインスピレーションを受け、アンディ・ヒックスがレア個体を現代に蘇らせたストラトキャスター| フェンダーカスタムショップ Vol.21

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1954年に存在したカスタム・カラーからインスピレーションを受け、アンディ・ヒックスがレア個体を現代に蘇らせたストラトキャスター| フェンダーカスタムショップ Vol.21

Fender Flagship Tokyoで取り扱うフェンダーカスタムショップの最新モデルを紹介する連載、“Fender Custom Shop Masterpiece〜Guitar magazine Pick of the week〜”。第21回目は、マスタービルダーのアンディ・ヒックスが製作したAndy Hicks Masterbuilt 70th Anniversary Stratocaster Journeyman Relicをご紹介。

文=鈴木誠 ギター撮影=星野俊

Fender Custom Shop
Andy Hicks Masterbuilt
70th Anniversary Stratocaster Journeyman Relic

Fender Custom Shop / Andy Hicks Masterbuilt 70th Anniversary Stratocaster Journeyman Relic(前面)
Fender Custom Shop / Andy Hicks Masterbuilt 70th Anniversary Stratocaster Journeyman Relic(背面)

1954年のカスタム・カラーを再現した
70周年アニバーサリー・モデル

1954年に誕生したストラトキャスターの70周年を祝うアニバーサリー・モデル。中でも本器の魅力は、オーセンティックな1954年仕様を踏襲しながらも、印象的なブルーのカラーリングをまとっている点にある。マスタービルト・シリーズの70周年アニバーサリー・モデルがサンバーストを基調としている中で、このカラーは一際目を引く存在となっている。

実はこのカラー、1954年後半にフェンダーで製作されたとされるストラトキャスターの現物がもとになっている。本器を製作したアンディ・ヒックスがその個体からインスピレーションを得てカラーを再現し、アニバーサリー・モデルの1つとして仕上げられた。

50年代にもサンバースト以外のカラーは存在していたが、当時の書類には具体的な色名は記されておらず、“カスタム・ブルー”とだけ記載されていたという。なお、復刻された本器のスペック・シートには“エイジド・ダフネブルー”と表記されているが、通常のダフネ・ブルーに比べて白みを帯びた淡いトーンが特徴で、経年変化を思わせるビンテージ感と気品をあわせ持つ佇まいが魅力となっている。

スペックは1954年のストラトキャスターをベースとしつつ、時代に合ったパーツ構成を取り入れ、現代の演奏性にも配慮した仕様となっている。クォーター・ソーンの木取りで作られた“54ソフトV”シェイプのネックに、ナット側の7.25インチから9.5インチに半径が変化していく円錐指板。フレットはビンテージ系のミディアム・ビンテージを採用している。ピックアップはもちろん、マスター・ワインダーのホセフィーナ・カンポスによる手巻きだ。

ヘッド裏にはアンディ・ヒックスが製作したことを示すシグネチャーが入る。
ヘッド裏にはアンディ・ヒックスが製作したことを示すシグネチャーが入る。
ソフトVシェイプのネックに、指板Rは7.25〜9.5インチの円錐指板。長年弾き込まれたような自然なエイジングが施されている。
ソフトVシェイプのネックに、指板Rは7.25〜9.5インチの円錐指板。長年弾き込まれたような自然なエイジングが施されている。
レリック加工の度合いは“ジャーニーマン・レリック”。長年大切に弾き込まれてきたかのような自然な風合いが魅力だ。
レリック加工の度合いは“ジャーニーマン・レリック”。長年大切に弾き込まれてきたかのような自然な風合いが魅力だ。
ストラトキャスター70周年を記念したギターであることを示す、特別なデザインのネック・プレート。
ストラトキャスター70周年を記念したギターであることを示す、特別なデザインのネック・プレート。
アノダイズド・ピックガードの採用は、1954年のスタイルとしては珍しい。ボディ材はアッシュだ。
アノダイズド・ピックガードの採用は、1954年のスタイルとしては珍しい。ボディ材はアッシュだ。
角が丸いピックアップ・カバーと、ツバが短いノブ。ABS製で復刻されているため強度も安心だ。
角が丸いピックアップ・カバーと、ツバが短いノブ。ABS製で復刻されているため強度も安心だ。

Andy Hicks’s Comment

完全なコピーではありませんが、
エイジングの具合も同レベルに仕上げています。

これは1954年12月に製造された実在するストラトキャスターをベースにしています。1954年当時、ストラトキャスターは基本的に2トーン・サンバーストで製造されていましたが、実はごくわずかな例外も存在していました。例えば“デザート・サンド”の個体が1本、レオ・フェンダーが、赤く塗装されたギターを少なくとも2本持っていたことは知っています。

そしてこの1本は、当時のオリジナルの販売伝票が残っており、そこにはカスタム・オプションとして“カスタム・ブルー”と記載されていました。私の知る限り、この仕様で製作されたのは1本だけです。さらにゴールドのアノダイズド・ピックガードも装着されていました。

これに強くインスピレーションを受け、私はこのギターをもとにしたモデルを製作したいと考えました。完全なコピーではありませんが、カラーは同じで、エイジングの具合も同レベルに仕上げています。それ以外のスペックは、1954年製ストラトキャスターのオリジナル仕様を踏まえた内容となっています。

このギターに関するエピソードで特に気に入っている点は、当時はまだ“ダフネ・ブルー”という名称が存在しておらず、単に“カスタム・ブルー”と呼ばれていたというところです。しかし実際の色味は、現在ダフネ・ブルーとして知られているものとほぼ同じなんです。

Fender Custom Shop
Andy Hicks Masterbuilt
70th Anniversary Stratocaster Journeyman Relic

【Specifications】
●ボディ:2ピース・セレクト・アッシュ
●ネック/指板:1Pクォーター・ソーン・メイプル
●ネック・シェイプ:54ソフトV
●スケール:25.5インチ(64.77cm)
●ラジアス:9.5インチ(241mm)
●フレット:ミディアム・ビンテージ
●フレット数:21
●ナット幅:1.650″ (42 mm)
●ピックアップ:Custom Shop Hand-Wound ’54 Strat(フロント)、Custom Shop Hand-Wound ’54 Strat(センター)、Custom Shop Hand-Wound ’54 Single-Coil Strat(リア)
●ペグ:Vintage-Style with Fender Logo
●ブリッジ:American Vintage Synchronized Tremolo
●コントロール:マスター・ボリューム、トーン(フロント)、トーン(センター)、5wayピックアップ・セレクター
●付属品:デラックス・ハード・ケース、ストラップ、カスタムショップ特別認定証

【販売価格】
1,705,000円(税込)

【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60

Fender Flagship Tokyoのここが見どころ!

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Fender Flagship Tokyoでは、2026年2月8日(日)〜2月14日(土)の期間、“HAPPY VALENTINE! PLAY TOGETHER! CAMPAIGN 2026”が開催される。期間中、店頭にて合計2,140円(税込)以上購入した方を対象に、バレンタイン限定デザインのオリジナル・ハート型ピック(2枚1セット/非売品)がプレゼントされる。

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※カスタムオーダーを希望する場合は、予約(こちら)が必要。

Fender Flagship Tokyo

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  • 営業時間:11:00~20:00(年中無休/年末年始を除く)