ギタリストが出くわしがちなシチュエーションを題材に、その解決方法を考えていく教則本『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』。第二弾はこんなシチェーションーー“もし、ライブハウスの出演者同士で、最後にアドリブ合戦をやることになったら……”。
【シチュエーション2】
もし、ライブハウスの出演者同士で、
最後にアドリブ合戦をやることになったら・・・
現場の風景
- コード進行は“Am-Dm-G-C”のくり返し。
- 調はC。
- 粋な計らいで突如バック・バンドがブレイクしたみたい!?
とあるライブハウスにて、いつも対バンをやっているバンドのギタリスト同士が集結し、最後にアドリブ合戦をやろう!ということになった。コード進行はEx-1のように“Am-Dm-G-C”のくり返し、調はCだ。出てくるコードは当たり前なものばかりなのでCメジャー・スケールすなわちドレミの音階で弾きまくればOKだろう。“フフフ、オレのハイテクなプレイを堪能したまえっ!”と、出番がまわってきてアドリブを弾きまくるオレ。すると伴奏が途中でいきなり止まった。どうやらギターを目立たせるための粋な計らいでブレイクしたみたいだ。すると自分のギターはまるで糸の切れた凧のように迷走し始めた。
コード進行のイメージが消え失せ、自分がどこにいるのかさえわからない。仕方ないので知っていたコード・フォームを押さえ単音でアルペジオ的に弾いていった。コードの流れは確かに復活したもののさっきまでの勢いはどこへやら……。あぁ〜ショボ。スケールの単なる弾きまくりソロから脱したいもののコード音を気にするとアルペジオに終始してフレーズの流れが止まってしまう。なにか妙案はないものか?
さて、定期的にライヴを行なうギタリストなら、このような場面に出くわした経験もあるのではないでしょうか? こんなシチュエーションを乗り切る方法を知りたい人は、いますぐYouTube&本書をチェック。
『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』
品種 | ムック |
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著者 | 宮脇 俊郎(著) |
仕様 | A4判 |
発売日 | 2020.08.24 |
ISBN | 9784845635283 |