『A LONG VACATION』40周年!大滝詠一が求めたギター・サウンドとは? 『A LONG VACATION』40周年!大滝詠一が求めたギター・サウンドとは?

『A LONG VACATION』40周年!
大滝詠一が求めたギター・サウンドとは?

大滝詠一が日本のポップス・シーンに打ち立てた金字塔作品=『A LONG VACATION』。1981年3月21日の発売から40周年を迎え、記念作品のリリースやサブスク解禁など、近年のシティ・ポップ・ブームで新たに獲得した若いファンにとっても朗報が続いている。ということで、改めてこのエヴァーグリーンな作品でのギター・プレイをフィーチャーしてみたい。エレキ・ギター・パートの大部分を担った鈴木茂&村松邦男にも登場してもらい、“大滝詠一がギターに求めた役割”について考えていこう。

写真=井出情児

Contents

『A LONG VACATION』基本情報
ナイアガラ・サウンドとは??

ギタマガWEBのロンバケ特集、まずはその基本情報についておさらいしておこう。日本屈指の名ギター・プレイヤーが合計10名以上参加した本作で、大滝詠一はどのようなサウンドを求めたのか。“ナイアガラ・サウンド”におけるギターの役割について考えていこう。

大滝詠一楽曲で聴ける村松邦男のギター・プレイ。

ギタマガ流大滝詠一特集となれば、取り上げるべきギタリストは鈴木茂と村松邦男のご両人! 『ロンバケ』でもエレキを弾いているのも、概ねこの2人である。ということで本記事ではまず、村松邦男の参加楽曲を厳選してご紹介。大滝詠一作品のほとんどに参加し、献身的なリズム・ギターを披露し続けた男をピックアップだ!

ロンバケで使われたエレキ・ギターについて。

“ロンバケ”のエレキ・ギター・パートで大きな役割を果たした鈴木茂と村松邦男。そのふたりの特別対談に入る前に、彼らが作品で使用したギターを紹介しよう。誰もが耳にしたことのある、あのギター・サウンドを生み出した名器についてのお話。

鈴木茂が参加した大滝詠一楽曲での名演。

大滝詠一をギター目線で見つめた時、ダントツで最重要人物と言えるのが鈴木茂だ。はっぴんえんど時代からの盟友にして、大滝がキャリアを通じて最も信頼を置いたエレキ・プレイヤーである。彼が大滝作品でどんな名演を残したのか、特製のプレイリストとともに振り返ろう!

『A LONG VACATION』のギター名演を弾く。

本特集のメイン・コンテンツ=鈴木茂&村松邦男による特別対談の中でも話題に上がった楽曲の中から、ギタマガWEB的に“イマ弾きたい”フレーズを厳選して譜例を作成してみました。エヴァーグリーンなその魅力を、弾いて確かめましょう!

夏のナイアガラ・ギター放談!
鈴木茂 × 村松邦男(前編)

本特集の目玉として、鈴木茂と村松邦男の特別対談をお送りしよう! “夏のナイアガラ・ギター放談”と題し、大滝詠一をテーマに思う存分語ってもらった。まずこの前編では『A LONG VACATION』以前、70年代を中心としたトークをお届け。70年代の大滝名盤のひとつに『NIAGARA MOON』が挙げられるが、本作発表した1975年は鈴木茂が『BAND WAGON』を、SUGAR BABEが『SONGS』をリリースしており、この頃は2人にとっても絶頂期だったと言える。果たしてどんなエピソードが飛び出すのか? お楽しみに!

“ロンバケ”を語り尽くす!
鈴木茂 × 村松邦男(後編)

特集最後の記事として、大滝詠一のギター・サウンドを支えた鈴木茂と村松邦男による対談(後編)をお届け! こちらでは、ちょうど40年前に生まれた名作『A LONG VACATION』の話題を中心にお送りします。いやはや、これで4ヶ月にわたって展開してきたギタマガ流ナイアガラ特集もおしまいです。また会える日まで!