ラフ&メロウな次世代ギター・ロック
男女ツイン・ボーカルの4人組バンド、Cody・Lee(李)が初の全国流通盤となるフル・アルバムをリリース。日本語詞のギター・ロックを軸にしながらも、メロウなシティ・ポップの「キャスパー (2020)」や「s.o.r.a.」から、「ボーイズブラボー」や「When I was cityboy (2020)」での剥き出しで荒々しいラフなロックンロール・サウンドまで、幅広い曲調に彩られたカラフルな作品に仕上がっている。
ギター的にも、「桜町」のような歌モノではメロディアスなオブリで聴かせ、ダンス・チューンの「我愛你」では鋭いカッティングで楽曲を牽引したりと、プレイの表情が実に多彩だ。中でも「トゥートルズ(2020)」は、2本のギターの絡みが絶妙で、カッティングの掛け合いの中で浮かび上がるアンサンブルがとても心地いい。
「春 (2020)」で聴けるギター・ソロも、深い歪みでの直情的なプレイが胸アツ!