『アンリミテッド・ラヴ』
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
【参加クレジット】
ジョン・フルシアンテ(g)、アンソニー・キーディス(vo)、フリー(b)、チャド・スミス(d)
【曲目】
①ブラック・サマー
②ヒア・エヴァー・アフター
③アクアティック・マウス・ダンス
④ノット・ジ・ワン
⑤ポスター・チャイルド
⑥ザ・グレイト・エイプス
⑦イッツ・オンリー・ナチュラル
⑧シーズ・ア・ラヴァー
⑨ジーズ・アー・ザ・ウェイズ
⑩ワッチュ・シンキン
⑪バスターズ・オブ・ライト
⑫ホワイト・ブレイズ・アンド・ピロー・チェア
⑬ワン・ウェイ・トラフィック
⑭ヴェロニカ
⑮レット・エム・クライ
⑯ザ・ヘヴィ・ウィング
⑰タンジェロ
⑱ナーヴ・フリップ (日本盤ボーナス・トラック)
ジョン・フルシアンテが帰ってきた!
全世界待望、6年ぶりのフル・アルバム
ついに我らがジョン・フルシアンテが帰ってきた! ジョン特有の“ねっちり感”のある枯れきった極上ビンテージ・トーンはもちろん健在。本来ならば全曲解説したいところだが、ここでは3曲をピックアップしよう。
ダーティなベース&ギターの絡みで幕をあける②では、もしやBOSSのDS-2か?と思わせるぶっとい音色が鳴り響く。歌に絡みつくロング・トーンやアウトロのスリリングなリードなど、まさしく代名詞のようなメロディを堪能できる。
また、いかにもレッチリらしいゴキゲン・ムードで骨太なドライブ・サウンドを鳴らすミディアム・チューンの⑨では、sus4やテンションを織り交ぜた新鮮なアプローチも楽しい。
そして⑩では、2Aなどで顕現するフリーとのユニゾン、アウトロのいかにもストラト的なギター・ソロの咆哮……これはもう盛り上がること必至だろう。
ジョンの神がかり的なセクションが満載すぎる全18曲。彼らの進化した屈強なアンサンブルを堪能せよ。
(伊藤雅景)
『Fear Of The Dawn』
ジャック・ホワイト
【参加クレジット】
ジャック・ホワイト(vo,g)、他
【曲目】
①Taking Me Back
②Fear Of The Dawn
③The White Raven
④Hi-De-Ho(w/Q-TIP)
⑤Eosophobia
⑥Into The Twilight
⑦Dusk
⑧What’s The Trick?
⑨That Was Then (This Is Now)
⑩Eosophobia (Reprise)
⑪Morning, Noon and Night
⑫Shedding My Velvet
4年ぶりの新作は狂気と熱狂のレトロ・フューチャー・ロックンロール!
約4年ぶりとなるジャック・ホワイトの新作。
3年前のラカンターズの復帰作でも物凄いロックンロールを聴かせてくれたが、本作も1曲目「Taking Me Back」から強烈なジャック節が炸裂! ハードで泥臭いロックをベースにしつつ、世界観や音使いは完全にスペイシー……これはありそうでなかった新しいロックンロールの形だ。お馴染みのブチブチとしたオクターブ・ファズや耳を突き刺すピッチ・シフターを軸にしつつ、“これはギターの音なのか?”と思うような変幻自在なサウンドメイクも効果的に盛り込まれている。そしてなんとこの曲はジャックがすべての楽器の演奏を担当しているというのだから驚きだ。
ほかにはヒップホップ・ビートの「Hi-De-Ho」、ダブを取り入れた「Eosophobia」などもあり、聴いていて本当に楽しい。
7月にはフジロックでの来日、そして新作『Entering Heaven Alive』もリリースされるので、楽しみがいっぱいだ。
(小林弘昂)
『It’s the moooonriders』
ムーンライダーズ
【参加クレジット】
鈴木慶一(vo,g)、白井良明(g)、鈴木博文(b,g)、夏秋文尚(d)、岡田徹 (k)、武川雅寛(vln,tp)、 【ゲスト】佐藤優介、澤部渡、春風亭昇太、ゴンドウトモヒコ、DAOKO、xiangyu、 織田祐亮、東涼太、湯浅佳代子
【曲目】
①monorail
②岸辺のダンス
③S.A.D
④駄々こね桜、覚醒。
⑤雲と群衆
⑥三叉路のふたり
⑦親より偉い子供はいない
⑧再開発がやってくる、いやいや
⑨世間にやな音がしないか
⑩彷徨う場所がないバス停
⑪Smile
⑫私は愚民
11年ぶりのオリジナル・アルバム 気骨も気迫も充実の日本最古参ロック
無期限の活動休止、期間限定の活動休止の休止、再びの活動休止を経て、活動休止の休止(活動再開)を続行中のムーンライダーズ。その11年ぶりの新作アルバム。
もちろん、一筋縄ではいかない。野蛮でアバンギャルドで、頑徹で柔軟性に富んでいる。つまりは、様々なアンビバレンスが絶妙にコントロールされているのだ。
「駄々こね桜、覚醒。」や「親より偉い子供はいない」など、どこか江戸前の洒落っ気を感じさせるようなタイトルが並ぶ。このあたりのセンスはギタリストの白井良明の真骨頂でもあるのだけれど、ヘンテコな歌詞のあとにポップで極上のギター・フレーズを忍ばせたり、縦横無尽の仕掛けが施されている。
もしも70年代以降、日本に洋楽が入ってこなくなり、ロックがまったく独自の進化を遂げたのなら……。そんなパラレル・ワールドを感じさせてくれる作品集だ。これぞ現役最古参バンドの矜持、おいそれと老いぼれるわけにはいかない。
(小川真一)
『Alpha Games』
ブロック・パーティ
【参加クレジット】
ケリー・オケレケ(vo,g)、ラッセル・リサック (g)、ジャスティン・ハリス(b)、ルイーズ・バートル(d)
【曲目】
①Day Drinker
②Traps
③You Should Know the Truth
④Callum Is a Snake
⑤Rough Justice
⑥The Girls Are Fighting
⑦Of Things Yet to Come
⑧Sex Magik
⑨By Any Means Necessary
⑩In Situ
⑪If We Get Caught
⑫The Peace Offering
アルバムに彩りを与える多彩なアプローチのギター・アレンジ
2003年に結成され、フランツ・フェルディナンドらと共にポスト・パンク/ニューウェイブ・リバイバルの代表格として注目を集めたロンドン出身の4人組による通算6枚目。
前作『Hymns』からおよそ6年ぶりとなる本作は、プロデューサーにニック・ローネイ(アイドルズ、ヤー・ヤー・ヤーズ、アーケイド・ファイアなど)とアダム・グリーンスパンを迎え、バンド初期のヒリヒリとした緊張感溢れるアンサンブルへと回帰している。
ケリー・オケレケ(vo,g)とラッセル・リサック(g)が織りなす時に幾何学的なオーケストレーションが映える①や、ピクシーズ、テレヴィジョンあたりを彷彿とさせるフリーキーなサウンドの②④、トーキング・モジュレーションを用いたファンキーなカッティングが聴ける⑥など、曲ごとにアプローチを変えていくギターが印象に残る。
中でも⑦の、シンセによるエレクトロ・サウンドと有機的に混じり合うユーフォリックなギター・サウンドは必聴だ。
(黒田隆憲)
『プラネットフォークス』
ASIAN KUNG-FU GENERATION
Guitar:後藤正文(vo,g)、喜多建介(g)
25年にわたり追求したサウンドメイク術の結晶
“邦ロック”の代表格も結成から4半世紀が経過、10枚目のアルバムである。
低音域の心地良さを追求した前作から一転、今作では軽やかなオーバードライブ・サウンドが楽曲を色付ける要諦だ。その耳触りのなめらかさよ(特にハムバッカー特有の“甘味”が絶妙な整い具合!)。
彼らが25年をかけて得た、サウンドメイク術の結晶を味わうべし。
(辻昌志)
『NIA』
中村佳穂
Guitar:西田修大/君島大空(g)
ギターらしい音でありつつ雑味を感じさせないアプローチ
映画出演や紅白出場を経て注目を集める中村佳穂の3rdフル。
プロデュースも務める西田修大の演奏は、ゲート・ファズを使った「アイミル」のソロ、「Hey日」や「Q日」のコード・リフなど、ギターらしい音でありつつも雑味を感じさせないアプローチが絶妙。
「Hank」では君島大空によるガット・ギターと西田のエレキが美しく絡み合う。
(福崎敬太)
『SPRING HAS COME』
春畑道哉
Guitar:春畑道哉(vo,g,b,k,etc)、Char(g)
ソロ・デビュー35周年! 3年ぶりに放つ11thアルバム
躍動感に溢れた楽曲とホット&テクニカルなギターを融合させた「FANTASIA ~LIFE WITH FOOTBALL~」を筆頭に、エモーショナルな世界観とギターを打ち出した「John English」など、楽曲/ギター共に充実。
Charとのコラボを実現させた「I feel free」も注目と言える。
非常に良質な1作で、インストに馴染みのないリスナーにもお薦めしたい好盤です。
(村上孝之)
『our hope』
羊文学
Guitar:塩塚モエカ(vo,g)
字義どおりの“かき鳴らし”! ギターによる正拳突きを味わうべし
活動開始から約10年を迎えたオルタナティブ・ロック・バンドによる2ndフル。
時に轟音、時に残響音たっぷりなそのサウンドスケープから“シューゲイザー的”とくくるのは簡単だが、羊文学の魅力はシンプルにひと言、バッキングの力強さと言いたい。
字義どおり“かき鳴らす”。ギターで突く、その真っすぐな正拳、快哉のひと言である。
(辻昌志)
『QUILT』
Rei
Guitar:Rei(vo,g,programming)、コリー・ウォン(g,k)、マーク・レッティエリ/長岡亮介/渡辺香津美(g)、尾崎博志(g,banjo,pedal steel)
これまでの音楽活動や人脈をギュッ!と詰め込んだコラボ作品
Reiの最新作は昨年スタートしたコラボレーション・プロジェクト“QUILT”の集大成的な作品。
コリー・ウォン、山崎まさよし、長岡亮介、藤原さくら、CHAI、細野晴臣、渡辺香津美など、スタイルや世代、国境を飛び越えた多彩な顔ぶれとコラボレーション。
様々なプレイヤーやレジェンドを相手に、果敢に挑んでいく姿はたくましく感じられる。
(関口真一郎)
『PASSIONATE LOVE』
田川伸治
Guitar:田川伸治(vo,g)
田川伸治(ex.DEEN)のアダルトな世界観を堪能できる意欲作
テクノが香る①や洗練感を湛えた②⑥⑬、艶やかな女性ボーカルを配した③⑤⑧⑨、ファンキーな⑩など、カラフルかつキャッチーな楽曲群は実に魅力的。
トーク・ワウを使った①④、アコギ・ソロを披露している②⑨、⑥の泣きソロなど、楽曲の世界を深めるギターも聴きどころ。
田川の音楽家としての資質の高さが光る1作となっている。
(村上孝之)
『アントロギア』
THE BACK HORN
Guitar:菅波栄純(g)
困難に抗い、感情と衝動を解き放つ、生きることそのもののロック・アルバム
2020年の緊急事態宣言下に制作された「瑠璃色のキャンバス」、時代との共闘宣言的楽曲「希望を鳴らせ」に象徴されるとおり、困難に抗いながら感情と衝動を全方位的に咲き誇らせた13thアルバム。
警報のごとき「ヒガンバナ」の切迫したギター・ワークから「ネバーエンディングストーリー」の朗らかな躍動感まで、刹那の生命の炸裂が凝縮された傑作。
(高橋智樹)
『スキンティ・フィア』フォンテインズ D.C.
Guitar:カルロス・オコンネル/コナー・カーリー(g)
不穏さ漂う音像が轟く新世代ポスト・パンク・バンドの新作
2019年に世界的な注目を集め、前作でグラミーを受賞したフォンテインズD.C.が待望の新作を発表。
表題曲で聴けるモジュレーションがかった不穏なギター・サウンドは、まさに本作の世界観を象徴。
分厚くファジィなリフが鳴りわたる「Big Shot」や、気怠さをまとったボーカルと相応したシューゲイザー的な轟音がかき鳴らされる「Nabokov」には痺れる。
(錦織文子)
『Honey & Darling』
KANA-BOON
Guitar:谷口鮪(vo,g)、古賀隼斗(g)
原点の熱量、最進化形のアプローチ ギターとロックとバンドの喜びの結晶
前作『NAMIDA』から約4年半ぶりとなる5thアルバム。
谷口鮪の休養明け号砲的ナンバー「Re:Pray」を始め、「Torch of Liberty」の蒼き疾走感も「スターマーカー」の晴れやかな開放感も、少年時代に触れたギターとロックとバンドの喜びのような輝きに満ちている。
「alone」のアコギ使いも含め、ギターのアプローチもさらに多彩で楽しい。
(高橋智樹)
『ゲット・オン・ボード』
タジ・マハール&ライ・クーダー
Guitar:タジ・マハール(vo,g,p,etc)、ライ・クーダー(vo,g,mandolin,banjo)
ピードモント・ブルースの名デュオに捧げるタジ・マハールとライ・クーダーの共演作
60年代からの旧知の仲であるタジ・マハールとライ・クーダー。本作はその2人が影響を受けたピードモント・ブルースの名デュオ、サニー・テリー&ブラウニー・マギーの楽曲を集めたアルバム。
サニー・テリー&ブラウニー・マギーと言えば、ほのぼのとしたおおらかさが持ち味だが、まさにそんな雰囲気で、楽しそうにセッションしているのが印象的。
(関口真一郎)
『ア・ビット・オブ・プリヴィアス』
ベル・アンド・セバスチャン
Guitar:ロバート・キルディア(vo,g,etc)、スティーヴィー・ジャクソン(vo,g,etc)、他
混沌の時代にこそ色鮮やかに際立つ、インディー・ロック桃源郷の真価
ウクライナ紛争へのチャリティ・シングルとして緊急先行リリースされた「If They’re Shoothing At You」を含む、約2年半ぶりの11thアルバム。
呼吸と体温のように柔らかに織り上げられたギター・サウンドと、ポップ桃源郷の如き心地良いバンド・アンサンブルが、混沌の時代を闊歩する不屈のインディー・ロック精神を象徴するように深く胸に響く。
(高橋智樹)
『ゼイ・コール・イット・リズム・アンド・ブルース』
ザ・デューク・ロビラード・バンド
Guitar:デューク・ロビラード/スー・フォーリー/ジョン・ハモンド(vo,g)
古き良きリズム・アンド・ブルースの魅力をたっぷりと味わえるゴキゲンなアルバム
Tボーン・ウォーカー直系の敏腕ブルース・ギタリスト、デューク・ロビラードの最新作は1940〜50年代のR&Bやジャズの名曲を取り上げた作品。スー・フォーリーを始めとして、多彩な音楽仲間がゲスト参加。
軽快なピアノやドラム、派手にブロウしまくるサックスがフィーチャーされていることから、どことなくB.B.キング作品のような雰囲気も。
(関口真一郎)
『GOT TO BLUES』
三宅伸治&THE RED ROCKS
Guitar:三宅伸治(vo,g)、ウルフルケイスケ(g)
全曲一発録り! 三宅伸治のブルース愛が炸裂!
昨年10月に1stアルバムを出したばかりの三宅伸治&THE RED ROCKSが早くも2ndをリリース! 今回は全曲日本語詞によるブルース作品。5月に出演するTOKYO BLUES CARNIVALでも盛り上がり必至の曲ばかり。ブルース好きなら、曲名や歌詞にニヤリとさせられるはず。
『海辺』
シド
Guitar:Shinji(g)
メロディアスなプレイが光るコンセプト・アルバム
4人組ロック・バンド、シドが放つ約2年半ぶりのオリジナル・フル・アルバム。
“令和歌謡”を標榜して作り上げられた今作は、ボーカル・ラインとリード・ギターを妖艶に絡み合わせ、“歌謡”チックなメロディを満載した1枚となっている。
特に表題曲、「海辺」で聴けるアルペジオは絶品。
『LOVE ALL SERVE ALL』
藤井風
Guitar:大月文太(g)、他
ポップ最前線のその先を鳴らす才気
ストリーミング2億回再生の「きらり」を始め、早くもシーン最前線の風格を感じさせる藤井風の2作目。
前作同様Yaffleが全編曲を担当。ピアノ主体の音像の中でも、「きらり」のファンキーなカッティングや「ロンリーラプソディ」のメロウな音使いなど、ギターの存在感も随所に光る。
『メインストリーム・セルアウト』
マシン・ガン・ケリー
Guitar:コルソン・ベイカー(vo,g)
現代に蘇る痛快なポップ・パンク
ラッパーとしての活躍を見せながら、ポップ・パンク色を強く打ち出した前作のアルバムで全米1位のセールスを記録した鬼才、マシン・ガン・ケリー。
オープニングを飾る「born with horns」から、“これぞ”なディストーション・サウンドが聴ける。パンク・キッズの心を鷲掴みにするであろう1枚だ。
『ツマビクウタゴエ2』
小渕健太郎
Guitar:小渕健太郎(g)
自身の曲をギターでセルフカバーした第二弾
コブクロの楽曲の数々を小渕健太郎自らアコースティック・ギターで多重録音したインスト・アルバム『ツマビクウタゴエ』の第二弾。
原曲のメロディやハモリを大切にした歌心のあるギター・プレイが印象的。インスト・アルバムでありながらも、まるで歌声が聴こえてくるよう。
『A5B3S & Single』
AB’S
Guitar:芳野藤丸/松下誠(vo,g)
AB’S、第1期から第2期への過渡期を記録
ライブ会場と通販で限定販売されていた5曲入りミニ・アルバム『A5B3S』(2004年)と3曲入り『Single』(2005年)、さらにボーナス・トラック「Light The Night」を1枚に収録した本作。
芳野藤丸&松下誠のツイン・ギター、そしてバンドの鉄壁のコンビネーションは健在だ。
『Light to Light』
ichi_yo
Guitar:ichi-yo(g,etc.)、KOHKI/Makoto Kobayashi(g)
“街の灯り”のごとく煌めくギター・インスト
北島健二氏に師事し、八神純子などのライブ/レコーディングにも参加してきた若手ギタリストの初ソロ作。
“街の灯り”をテーマにしたギター・インスト3曲から成る本作は、プレイ・スタイルの幅広さが垣間見える。軽快かつグルーヴィに紡ぐ「City Lights」はイチオシ!
『DIASPARA PROBLEMS』
ソウル・グロー
Guitar:ルーベン・ポロ(g)
切れ味鋭い多彩なリズム・ギターが魅力
フィラデルフィア産バンドの3rdアルバム。絶叫ボーカルを軸にしたハードコア系の音楽を展開する彼らだが、ギターに関してはハードに歪ませたパンク系のコード・ストロークのみならず、メタル寄りのプレイや、歪みを抑えてリフを弾いた曲もあったりと、多彩なプレイが楽しめる。
※本記事はギター・マガジン2022年5月号にも掲載されています。