弦が太い=太い音ですか? | ギター知恵袋:039 弦が太い=太い音ですか? | ギター知恵袋:039

弦が太い=太い音ですか? | ギター知恵袋:039

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
“太い弦を張ったので音が太くなった”というギタリストのインタビューを読みました。自分は.009のゲージで音が細い気がしているので.010のゲージにしてみるつもりです。

A:

弦のゲージを太くすることで、今よりも太い音が出せる可能性はあります。ただしその効果だけを過信し過ぎるのは注意したい面もあります。

色々な演奏をしていれば細い音をコントロールして出したい瞬間も出てきますし、.009のゲージで.010同様の太い音を出すことも可能といえば可能です。

エレキ・ギターは、最低でもピックアップやアンプ、さらにはエフェクターも使用してサウンド作りをします。弦の違いはその中のいち要素であり、あくまでも周辺機材も含めてトータルにコントロールして自分の好きな音を作るものだからです。

そして弦の太さが変われば弦を押さえる力加減が変わりますし、チョーキングのしやすさや、ピッキング・スタイルによる向き不向きがあったり、弾きやすさの面も視野に入れる必要はあります。

それらをトータルで考えつつ、太さの違う弦を試していくことは良いことだと思います。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki