ディレイ、エコー、リバーブの効果はどう違う? | ギター知恵袋:050 ディレイ、エコー、リバーブの効果はどう違う? | ギター知恵袋:050

ディレイ、エコー、リバーブの効果はどう違う? | ギター知恵袋:050

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
リバーブ、ディレイ、エコーは同じ効果ではないのですか?  ディレイにデジタルとアナログがあるのはなぜですか?

A:

ディレイとエコーは、基本的には呼び方の違いです。どちらもヤッホーにヤッホーと返ってくる山びこと同じ「オウム返し」の反響音を疑似する効果のことで、自分の演奏音を録音して、その音を任意の設定時間と回数で再生できるエフェクターです。

リバーブは残響音のことで、お風呂や鍾乳洞、体育館やホールなどで声を出した時に響く、あの感じの効果です。

これらのエフェクターにはデジタル方式とアナログ方式があり、名前どおりそれぞれの仕組みの方式が違います。

デジタルは数値設定が規準となり、遅らせる時間設定などが正確で、筆者の印象としては音色が変化せず、そのままの音色でのくり返し感があるディレイだと思います。

アナログは数値設定に関してはアバウトになりますが、音色にはどこか暖かみがあり、古き良きサウンドというものがあるように感じられます。

どちらが良い悪いではなく、各々がねらいを持ってサウンド作りをする際の好みの話です。試してみて好みで選んでみて下さい。

余談ですが、あえてアナログ・ディレイのサウンドをシミュレート(疑似)したデジタル・ディレイなども存在します。

デジタル・ディレイとアナログ・ディレイ
左はデジタルのディレイ、右はアナログのディレイ。筆者は用途によって使い分けています。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki