左利きでギターを始める時の注意は? | ギター知恵袋:078 左利きでギターを始める時の注意は? | ギター知恵袋:078

左利きでギターを始める時の注意は? | ギター知恵袋:078

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
サウスポー(左利き)なのですが、左利き用ギターは少ないので、普通のギターを買って右利きでやるべきでしょうか?

もしくは左利き用を買って左利きで始めたとして、ダイアグラムとか教本の使い方の注意点は?

A:

左利き用のギターのことを“レフティ”などと言います。確かに右利き用ほどは数がありませんが、“レフティ祭り”など、左利き用ギターを集めた企画をやるような楽器店もあることはあります。

レフティを買って左利きでやっていく人は、教本などの記述の左右をすべて逆で読み、ダイアグラムには鏡に映したものを見れば活用できます。

上下に和音を表記する五線譜やタブ譜に関しては、左右の違いはなく右利きでも左利きでも同じなので、ダイアグラムよりもタブ譜を中心にマスターしていくほうが楽かもしれません。

左利きの人の中には、右利き用のギターを左利き用としてプレイする人もいます。その場合、6〜1弦を反対の順番で張って(その際にはナットなどの改造は必要となります)左利き用として弾く(右利きの人と同じ通常の6〜1弦の位置感覚で弾けます)人と、右利き用の張り順のまま左利き用として弾く(普通のギターとは6〜1弦の位置関係が逆になります)人がいます。

普通に右利きとしてギターを始める左利きの人もいます。箸だけは右利きとか鉛筆だけは右利きとか、何か右利きでやっていることがあるような左利きの人は、普通に右利きの弾き方で始めてみるのもアリですね。

筆者の生徒さんにも左利きの方が数人いますが、色々なパターンの人がいて、右利きよりも多少は苦労する面もあります。しかしどの方法を選ぶにしても結局は長く続けていけばなんとかなるレベルのこととも言えます。

左利きの人のためのダイアグラムとタブ譜の見方

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki