コードは何個覚えれば良いの? | ギター知恵袋:085 コードは何個覚えれば良いの? | ギター知恵袋:085

コードは何個覚えれば良いの? | ギター知恵袋:085

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
コードは全部で何個くらい覚えないといけないのですか?

A:

コードというのは単に和音という意味なので、不協和音も含めると無数のコードが存在します。しかし、綺麗な音のコード、ジャズで使われるコード、ポップスで使うものは?などの条件を考えて絞っていくと厳選されていき、暗記に近い意味で必須として覚えておいたほうが良い使用頻度の高いコードとしては、せいぜい30個くらい覚えれば十分だと思います。

それ以外に知らないものがあったとしても、将来的に“コードの仕組み”を知るようになれば、どんなコードの時も自分で押さえ方を考えられるようになるからです。

1個のコード名で、ギターには少なくとも3ヵ所以上は押さえるフォームがあります。

Cの3つのフォームと、E7の3つのフォーム
※一番左のE7の小指はあってもなくても良い

それらすべてのフォームを暗記で覚えるのは無理があります。まぁ演奏するうちに馴れて覚えていく面もありますが、すでに知っている(開放弦を含まない)コード・フォームはフレット位置をズラしていく横移動で、ルートの異なるコードも押さえることができます。

初心者は“最初の1~2年で覚えるべきコードは30個の半分の15個ほど”くらいに思って取り組んでおけば、それほど大変なことではありません。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki