コードの押さえ方が2種類あるのはなぜ? | ギター知恵袋:093 コードの押さえ方が2種類あるのはなぜ? | ギター知恵袋:093

コードの押さえ方が2種類あるのはなぜ? | ギター知恵袋:093

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
色々な教本などを見ていたら、Gコードの押さえ方が2種類ありました。なぜですか?

A:

オープン・コードのGの一般的な押さえ方では、人差指を使う押さえ方と、使わない押さえ方があります。

Gコードの3通りの押さえ方(写真)
Gコードの3通りの押さえ方(指板図)
単にGコードと言っても、前後の演奏の流れによって、ベストな押さえ方は変わってくる。

曲中、そのGコードの前後にG7コードが出てくる場合、①の押さえ方にしておけば、薬指と中指は押さえたまま、1弦の小指だけをはずして1弦1フレットを人差指で押さえればいいので、演奏が楽になります。Gコードの前後にCコードが出てくる場合も、中指と薬指を同形のままタテの平行移動で押さえられるため、この押さえ方が楽です。

②は、1弦5フレットなどを使うフレーズ用として小指を余らせておく押さえ方です。

さらに②を基本に③のように2弦3フレット音を出してもGコードなのですが、Cadd9やDsus4というコードが出てくる場合に、この③の押さえ方はスムーズに使えて便利です。

このGコードに限らず、押さえ方が複数考えられるコードがあったら、前後に出てくるコードによって適切な押さえ方を使い分けられると便利です。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki