手首を回すピッキング vs 腕を振るピッキング | ギター知恵袋:110 手首を回すピッキング vs 腕を振るピッキング | ギター知恵袋:110

手首を回すピッキング vs 腕を振るピッキング | ギター知恵袋:110

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
ネットで調べると“ピッキングの基本”に関して、手首を回すようにする、腕を振るようにする、2つの意見があります。どちらが正解ですか?

A:

確かに両方の記述を目にします。しかし、そういった説明には“速弾きをするには〜”や“カッティングをするには〜”など、何か前提となる言葉があるはずです。

速弾きをする時は手首を回すようにピッキングすることが利便性的に優れていますし、カッティングをする時には腕を振るスタイルのピッキングがより有効になります。

たとえば6本の弦すべてをピッキングするためには、少し手首を回すような小さいピッキングの動きだけでは届きません。逆に1本の弦を連続で速く弾くために大きく腕振りをするように弾いたのでは目的の弦だけを弾くのは困難です。

便利な行為は不便な行為の反対側にあるものなので、“できる”、“できない”、それぞれ逆の方法を考えてみることで、自分が求めている方法が見つかることもあります。

腕を振るストロークの際の動きのイメージ
腕を振るストロークの際の動きのイメージ
手首の動きでピッキングする際の動きのイメージ
手首の動きでピッキングする際の動きのイメージ

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki