ピアノと比べてみる | ギター上達100の裏ワザ:025 ピアノと比べてみる | ギター上達100の裏ワザ:025

ピアノと比べてみる | ギター上達100の裏ワザ:025

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

めげずに練習するには ➡ 譜面よりもコツを優先しよう

ピアノとギターの違い
ピアノとギターの違い

 ピアノでは、コードが変わるとフォームが変わります(図1)。音符ごとに弾くべき鍵盤は1ヵ所だからです。それに対してギターは、音符1個に対して弾くべきポジションが複数あります。ただし、ギターは図2のように同じフォームの移動で弾けるパターンがある楽器です。この動きは非常に便利です。

 つまりギターは、譜面優先でなくても、コツで上達していける楽器ということです。転調、移調などにも、カポや変則チューニングの対応も含め融通が効きます。“音符1個に対して弾くべきポジションが複数”をネガティブに考えず、ポジティブに考えましょう。

 この特徴があるからこそ、裏ワザ023で示したように、フォームの置き換えで発展ができるのです。譜面よりも図版的な考え方ができるということは、アートっぽいですよね。ほかの楽器と比べたり、ギターそのものの在り方に注目することも、上達への道です。

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki