作詞と作曲、どっちから先に始めるべき? | ギター作曲100の裏ワザ:004 作詞と作曲、どっちから先に始めるべき? | ギター作曲100の裏ワザ:004

作詞と作曲、どっちから先に始めるべき? | ギター作曲100の裏ワザ:004

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

順番が分からない人は ➡ 基本的には毎回違ってもOK

 作詞と作曲の両方をやりたい場合、どちらから先に作るべきか?という順序は自由です。決まりごとはありません。筆者の場合も「インストゥルメンタルの曲を作ったのに、後から詞も思いついて2バージョンできた」なんてことがありますし、「詞を思いついてから曲を作ったものの、メロディに乗せる時に文字数を整えるためにさらに詞を変更した」なんてこともあります。

 順番を決めてしまって煮詰まるよりも、決めずにたくさん作っていくことが、特に初期の段階では大切です。いずれ「こっちが得意」になるとしても、そこに到達するまでは何十曲も作ってみないと分からないことなわけですから。「順番はどっちもあり」と、可能性を広く持っておきましょう。その結果として、「それでも私はメロディが先にできる」というスタンスが生まれてしまってもいいのですし。有名シンガー・ソング・ライターさんだって、きっと最初から順序を決めてきたわけではないはずです。「どちらかが先」ということに、だんだん慣れてきた結果なのですね。

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『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki