理論を明確に知らなくても、曲を作っていけるならそれでいい | ギター作曲100の裏ワザ:007 理論を明確に知らなくても、曲を作っていけるならそれでいい | ギター作曲100の裏ワザ:007

理論を明確に知らなくても、曲を作っていけるならそれでいい | ギター作曲100の裏ワザ:007

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

理論に精通してない人は ➡ 使えれば良し

 テレビとか、DVDレコーダーとか、携帯電話とか、MP3プレイヤーとか……そういう機械の電気的な仕組みをすべて理解していますか? 電気系の勉強をしてない人は、分かりませんよねぇ。でも「使えればいい」わけです。DVD-Rの仕組みが分からなくても、録画操作を知っていればいいのです。

 誤解を恐れずに言うなら、理論とは本来そういうものです。音楽が生まれてそれを分析したのが理論ですから、音アリキなのです。つまり理論を明確に知らなくても、曲を作っていけるならそれでいいということです。「C-Am-?-C」この3つ目の場所に何を入れると一番しっくりくるのか? 理論を知らなくても、「たぶんG7でしょ」と分かればいいのです。

 裏ワザ006と逆のことを言っているように思えるかもしれませんが、決して逆は言っていません。もちろん、理論も大切ですが、「理論を覚えるより、使えることの方が優先」ということです。

仕組みは知らずとも、使えるならOK
仕組みは知らずとも、使えるならOK

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki