ディミニッシュは、水たまりを渡る「橋」 | ギター作曲100の裏ワザ:017 ディミニッシュは、水たまりを渡る「橋」 | ギター作曲100の裏ワザ:017

ディミニッシュは、水たまりを渡る「橋」 | ギター作曲100の裏ワザ:017

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

dimって何? ➡ 1フレット横に置いちゃう橋

さて、コードにはメジャーとマイナー以外に、ディミニッシュ(dim)なんていうものもありますね。では一体、どんなコードのことでしょう?

なんて、意味なんて知らなくてもOKなのが本書のいいところ。dimは、まず、コード進行の中のお隣さん同士の間に挟めるコードだと思ってください。「ちょいと隣の家に行くんだけども、昨日の雨のせいで大きな水たまりができちゃってらぁ、どうすっかなぁ?そうだ、木の板でも橋にして渡っちゃぇ」って時の“橋”がdimです。

「C-Dm-Em」という進行があるとします。これに橋を渡してみると、「C-C♯dim-Dm-D♯dim-Em」となります。ギターのフレットで確かめると、一番低い音が1フレットずつ動いていきます。これで、ベース音が流れるようにつながり、おしゃれなコード進行になります。

橋渡しをするdimコード

まぁ、必ず「間に挟む」わけではないので、覚え方としては、「次のコードに行く手前で、1フレット横のdimを入れるとスムーズになるかも」です。

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki