慣れないうちは「キーがCの曲」ばっかり作ってみよう! | ギター作曲100の裏ワザ:021 慣れないうちは「キーがCの曲」ばっかり作ってみよう! | ギター作曲100の裏ワザ:021

慣れないうちは「キーがCの曲」ばっかり作ってみよう! | ギター作曲100の裏ワザ:021

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

慣れないうちは ➡ まずはCキーで作曲

 作曲には、まず“慣れ”が必要と書きました。なのでとりあえず、初期段階ではCキーの曲ばかりを作ってみましょう。ただし、Cキーで作っても歌えるとは限りません。例えば、Dキーの方が歌いやすいと思ったら、途中からカポ2(2フレットにカポを付けて演奏する)でCキー作曲をし、完成したらカポなしのDキーとして書き換えてもいいのです。

 書き換える方法は簡単。カポが2フレット分なのだから、コードの一番低い音である大文字の部分を2フレットずらして書き換えます。分数コードでは、(on○)も書き換えます。または、筆者の著書『ウクレレ上達100の裏ワザ』に付録しているような円盤図を使ってもいいでしょう。

カポで簡単に移調できるのが、ギターの利点
カポで簡単に移調できるのが、ギターの利点

 Cキーのみで作曲することに慣れていくと、曲ごとのコード違いがポイントになることが分かってきます。最終的に自分のレパートリーとして完成する時に、歌いやすさやサウンドの好みで、キーを決定すればいいのです。

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki