ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す！
文：いちむらまさき イラスト：花くまゆうさく
＊この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア＆ヒント集』（2010年／リットーミュージック刊）の内容を転載したものです。
メロディよりもコードが良かったら ➡ メロディを変えてしまうのもアリ
メロディを作って、その後にコードを付ける。と、どうしても、コード進行の方が気に入ってしまい、今度はそこにメロが乗らない、なんてことがあります。そんな場合は、メロを変えればいいのです。
順序は関係ないし、あなたが作る曲の変更をあなたがするのはかまわないわけで。意地を張って、元のメロディに固執することはありません。
音楽作りにとって最も邪魔なものが“固執”です。1回作ったメロだからと、それを守る必要はありません。アーティストだって1回CDで発表した曲でも、ライブでは違うアレンジにして表現したりします。どんどん進化させていっていいのです。
筆者も、すごくいいメロディを思いついたのに、どうしても気に入るコード進行にならないことが時々あります。そんな時は、最初のメロディを諦めて（と言っても1音か2音ですが）、少し違うメロディに変更します。全体の流れとしてコード進行の方が重要になってくるということが、「鼻歌と音楽を作ることの違い」ということになるのかもしれません。
『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア＆ヒント集』
| 著者 | いちむらまさき |
|---|---|
| 品種 | 電子書籍 |
| 紙版発売日 | 2010.03.19 |
| 紙版ISBN | 9784845617968 |
いちむらまさき プロフィール
岐阜出身のギタリスト＆ウクレリスト＆ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。
様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ＆作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ＆お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる！ ギタリストのハテナに答えます！』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』（すべてリットーミュージック刊）などを執筆。
東京でギター/ウクレレ楽器教室も。
