うた本活用術(コード進行蓄積編) | ギター作曲100の裏ワザ:052 うた本活用術(コード進行蓄積編) | ギター作曲100の裏ワザ:052

うた本活用術(コード進行蓄積編) | ギター作曲100の裏ワザ:052

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

コード進行の引き出しを増やすには ➡ コードを数字で書き写してみよう

 うた本や楽譜集のコード進行を、知っている曲も知らない曲も手当たり次第に「1、2、3、4、5、6、7(のmとか7とかも付けて)」でノートに書き写してみましょう。20曲も書き写せば、何らかの発見があるはずです。

 「ここからこれに行く瞬間の流れが好きだなぁ」などと自分の好みが見えてきたり、コード名で覚えるよりもルート音の移動で進行は成り立っているという感覚が身に付いていきます。

 「1、2、3、4、5、6、7」ノートがある程度のページ数書き貯まったら、その後作曲をしていて「次に何のコードを持ってきたらいいか……」と行き詰まった時に、そのノートを見てみます。そこには何通りもの「次のコード例」が書いてあるので、そこから今作っている曲に似合う数字を試していって、選べばいいのです。これで、「全く思いつかない」状態から脱却できます。

 その作業を早くするためにも、見やすく書いておくことと、作曲段階&普段のプレイ時から、音を「1、2、3、4、5、6、7」で捉える習慣を身に付けておくことが大切です。

小節線を書くか書かないかは任意で。マイナーの曲は6mから書くと分かりやすい(ノート右ページ)
小節線を書くか書かないかは任意で。マイナーの曲は6mから書くと分かりやすい(ノート右ページ)

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki