デタラメから生まれる(手クセ封印編) | ギター作曲100の裏ワザ:057 デタラメから生まれる(手クセ封印編) | ギター作曲100の裏ワザ:057

デタラメから生まれる(手クセ封印編) | ギター作曲100の裏ワザ:057

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

コード進行にアイディアがない時は ➡ 何も考えずにギターを弾いてみよう

 筆者の作曲法ベスト1は、実はこれ。ギターの「デタラメ弾き」です。コード・フォーム自体も無視して、とにかくデタラメに弾いてみるのです。

 すると、自分の知識内のコード進行や手クセを度外視した、新しいフレーズやコードが生まれます。コード名なんて付かなくてもかまいません。自分独自の勝手なコードでいいのです。

 コードだけではなく、フレーズも手クセ・フレーズばかり弾いていたのでは新しいメロディなんて生まれてきません。時には左手をネックの上側から伸ばして弦を押さえてみたり、「よし、今日は薬指を使わない」とか「目を閉じて弾いてみよう」などと変なことにチャンジしてみると、思ってもみないオリジナルなフレーズが生まれてくることもあります。

 ただし、弾いたフレーズはデタラメなので、すぐにそれを再度弾き直せないと忘れてしまうということに気を付けてください。ということは、録画しながらデタラメ弾きというのがいい方法かも。

イラスト

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki