デタラメから生まれる(遊びから作曲編) | ギター作曲100の裏ワザ:058 デタラメから生まれる(遊びから作曲編) | ギター作曲100の裏ワザ:058

デタラメから生まれる(遊びから作曲編) | ギター作曲100の裏ワザ:058

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

何もアイディアがない時は ➡ デタラメ言葉で歌ってみよう

 最初からちゃんと意味の成り立つ言葉で作らなくていいんです。「ガラキポーン、ワッチャゴナ〜、セイェ〜」とかの何語かも分からないデタラメな言葉で歌っていって、メロディとコードを作っていく方がかえって良い曲が生まれたりする場合もあります。桑田佳祐氏はこの作曲法だそうです。

 そうしながら、無意識にカタカナ英語や意味のある日本語が浮かんだりしつつ、その言葉を採用するかしないかも考えながら、徐々に歌詞にしていけばいいのです。

 この手法の根本は、「替え歌」です。既成曲の歌詞を勝手に変えて歌う、みたいな遊び心があった方が柔軟な発想ができます。

 それをメロディ作りで考えると、今度は何でもいいので、目についた文章にメロディを付けて歌ってみましょう。

 例えば、電化製品のマニュアル書を机に置いて「せつめいしょ〜このビデオはぁ〜」だとか、小説を出して「わがはいはぁ〜ねこである〜なまえは〜まだない〜」と歌ってしまう、そんな自由な心が作曲には必要だったりもします。

イラスト

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki