DTM始めるならまずはこのセット!PreSonus AudioBox 96 STUDIO DTM始めるならまずはこのセット!PreSonus AudioBox 96 STUDIO

DTM始めるならまずはこのセット!
PreSonus AudioBox 96 STUDIO

“自宅時間も増えてDTM環境を整えたいけど、オーディオI/Oのチェック・ポイントがわからん!”、“ウチのオーディオI/Oも古くなったし買い替えたい。安くて良い最新モデルないかな?”というそこのアナタ! アナタにピッタリの1台を見つけるために、特集『5万円以下で買える! ギタリスト向けオーディオ・インターフェース8選』では、8台の異なるキャラクターを持つ機種をピックアップしてご紹介。案内人は、プロデュース・ワークやSNSへの動画投稿などで多数の宅録を経験しているOvallのギタリスト、関口シンゴ。PreSonusのAudioBox 96 STUDIOは、その名のとおり、これさえあれば自宅が“スタジオ”に変わるセット。“とりあえず宅録をやってみたい”という人はこれを選べばすぐに始められるのだ。

取材/文=編集部 撮影=星野俊


PreSonus
AudioBox 96 STUDIO

ギタリストにオススメする3つの理由

①初めてのDTMにお得なセットを!

なんと言ってもヘッドフォン、コンデンサ・マイクまで付いたこのセット、ギタリストに限らず見逃せないでしょう! コンデンサ・マイクがあればアコギの生音も歌も高クオリティで録れるので、弾き語りをするギタリストはこのセットさえ買えばあとはPC以外に必要なものはなし。入手してすぐにレコーディングができる。

②充実のバンドル・ソフト

オーディオI/Oを選ぶ際、どのようなソフトが付属するかにも注目が必要だ。本機にはDAWソフトのStudio One Artistが付属するほか、アンプ・シミュレーターやプラグイン・エフェクトなど、さまざまなメーカーの多彩なソフトがラインナップするStudio Magicもバンドル。ソフトの種類を学ぶのにも最適だろう。

③オーディオI/Oの機能も◎

安価なセットということで、オーディオI/O本体の機能を心配する人がいるかも? だがそこはご安心を。ハイレゾ対応の24bit/96kHzクオリティで、外部キーボード・コントロールも入力可能なMIDI端子も装備。2インプットなので、ギターと歌を同時録音することだって可能だ。入門機としてはどんなギタリストにもオススメしたい。

購入した日からDTM生活スタート!
過不足なしの最強入門セット

ファンタム電源対応の2イン仕様を持つオーディオI/O=AudioBox USB 96に、コンデンサー・マイク=M7、ヘッドフォン=HD7、そしてStudio One Artistを始めとした付属ソフトの数々がセットで税抜25,000円。漠然と“DTMをやってみたい”という人も多いが、そんな人にとってスタンダードが学べるこのセットは超オススメ。エレキ・ギターをプラグインを通してRecできるし、ボーカルやアコギのマイク録音、MIDIキーボードでの打ち込み、マスタリングまですべてできる。オーディオI/Oとしてもゼロ・レイテンシーのダイレクト・アウトとDAW上のプレイバック音をミックスできたりとかゆいところに手が届く仕様。これを始点に、自分の音楽制作スタイルを形成していくのが良いだろう。

試奏 by 関口シンゴ

関口シンゴ◎せきぐち・しんご/Ovallのギタリストで、自身のSNSアカウントでは自撮りギター演奏動画を投稿し注目を集めている。Charaや藤原さくらなど、多数のアーティストのサポート・ギタリストのほか、プロデューサーとしても活躍中。ソロ名義で最新シングル「Recollection」を2020年9月にリリース。

これで2万円台って……価格破壊(笑)。

“ゼロから宅録を始めたい”という人は個人的にこれ一択! なんでもセットにすれば良いっていうわけじゃなくて、このヘッドフォンとマイクとオーディオI/Oでこの価格は驚異的だと思います。アコギのマイク録りやボーカルの配信に挑戦したい時など、初めてのコンデンサー・マイクって何を買ったら良いかって難しいと思うんですよ。これはブライトめな音で気持ち良いし、歌もクリアに録れる。自宅でラジオの収録などをやることもあるんですけど、これを立てっぱなしにしたいくらい。ヘッドフォンもパワーがあって低音の感じもバッチリです。オーディオI/Oはどの帯域もバランスが良くてナチュラルで使いやすいですし、2インなのでステレオでも録れるのでもう文句なしでしょう。プラグインも充実していますし、これで2万円台って……価格破壊がすごいですね(笑)。

HiZ入力(※ギターに最適な入力)
チャンネル数2
対応デバイスMac、Windows
パソコンとの接続端子USB Type B
バス・パワー(※USB接続でPC側から電源供給)
入力端子インプット(XLR/フォーン・コンボ)×2
出力端子ステレオ・アウトプット×1(フォーン)、ヘッドフォン・アウト(ステレオ・フォーン)×1
サンプリング・レート(音質)24bit/96kHz
付属ソフトStudio One Artist、Studio Magic Plug-in Suite
付属品コンデンサー・マイクM7、ヘッドフォンHD7、マイク・ケーブル、ミニ・マイク・スタンド、USBケーブル(type A to B)
価格オープン・プライス
(市場実勢価格25,000円前後/税抜)
MIDI端子搭載で外部機器も接続可能。パワード・モニターにも出力できる。

COLUMN
デジタル機器初心者の編集部Fがセッティングしてみた。

①箱はこんな感じ。ふむふむ、英語パッケージかぁ……不安。

②中身たくさん! お得感ありますわ〜。で、日本語の説明書がある!!

③説明書は真面目に読みます(全部じゃないけど)。これ大事(だと思う)。はい、アカウントを作るのね。

④「まいぷれそなす」に行くんですと。ひっそり右上に入口が……隠れ家バーに入る時みたいな敷居の高さを勝手に感じてます。

⑤くぅ〜……英語ですね。茨城育ちだもんで、トホホ(後日このスクショを見て、「右上で言語選択できるじゃん!」と気づく)。

⑥製品登録したらいろいろダウンロード! 片っ端から!

⑦マイページで登録製品を見ると、いろいろなソフトが手に入るっぽい!! 何がなんだかわかっていないけど(笑)。

⑧そして、いろいろインストール! ワタクシの人生経験上、緑色のボタンはとりあえず押して良し(良い子はちゃんと確認しましょう)!

⑨で、肝心の音についてですが、環境設定から入出力にこれを選んだら即出ましたね。カンタン!

⑩楽しく弾いてます。カメラマンさんは引いてます。いろいろあったソフトは正直その日限りじゃわからなかったので、後日ゆっくり楽しませてもらいました(笑)。(完)

初心者的インプレッション
なんて言ってもね、日本語の説明書があると非常に助かる。Presonusの公式サイトに行ったら、とりあえず変なソフトもないから必殺の「YES!」、「AGREE!」、「同意」押しまくり(良い子はちゃんと確認してから「同意」しましょう)。MacだからUSBをつないだだけで認識してくれて、入出力の設定をコレにするだけ! ソフトはインストール後にゆっくり覚えていきましょう(白目)。