ポルカドットスティングレイのエジマハルシが愛用する2本のギターを紹介しよう。指板を縦横無尽に駆け巡るエジマのプレイ・スタイルを可能にするため、どちらのギターにも“解像度”を重視したカスタマイズが多数施されている。その改造が、ポルカドットスティングレイのタイトでスピード感のある楽曲をまとめ上げるのに一役買っているそうだ。
取材/文=伊藤雅景 写真=星野俊
Guitars
Nashguitars/T72DLX
全方面のサウンドをカバーするメイン・ギター
22歳の頃に入手したナッシュギターズ製のTLモデル。ポルカドットスティングレイでは最も使用頻度が高く、エジマの不動のメイン。以前に同社製の色違いモデルを所有していたが、トラブルが頻発し新たに買い替えたそうだ。シングルコイルのようなチャキチャキなサウンドと、ハムバッカーらしい太さを両立している点で重宝していると語ってくれた。また、電装系はテックと相談のもと、“サウンドの解像度が高まるように”仕立て上げられているそうだ。
Fender/American Vintage Stratocaster
透明度の高いサウンドがウリ
学生時代から弾き込み続けたという、エジマのプレイ・スタイルを作り上げたストラトキャスター。内部配線やコンデンサーはすべて交換されており、それにより解像度と音の“抜け感”が抜群のギターになったという。ピックアップ・ポジションはセンター+フロントのハーフ・トーンをメインで使用しており、前出のナッシュギターズ製TLタイプと比べて繊細なサウンドが気に入っているとのことだ。
作品データ
『踊る様に』
ポルカドットスティングレイ
ユニバーサル/UMCK-1720/2022年9月7日リリース
―Track List―
01.SHINOBI-NAI (雫カリウタver.)
02.青い
03.どうでもいいよ
04.ダイバー
05.dude
06.hide and seek
07.SURF
08.ショートショート (踊る様にver.)
09.恋愛論
10.トーキョーモーヴ
11.ツキカゲ
12.リドー
13.夕立
14.odoru yo-ni
―Guitarist―
エジマハルシ